24/7/25
【2024年最新】オーストラリアのSNS事情|人気TOP5とマーケティング成功のコツ
オーストラリアでマーケティングをおこなうなら、総人口の約8割が利用するSNSが最適です。この記事では、デジタルマーケティングに18年以上携わってきたThe Digital Xが、以下の疑問を解消していきます。
「オーストラリアの主要SNSは?」
「日本との利用率やユーザー層の違いはある?」
「オーストラリアSNSマーケティングの効果的な手法は?」
また、オーストラリアにおけるSNSマーケティングの成功事例や勝ち筋もあわせて紹介していきますので、参入を検討している方は必見です。
【利用者数】オーストラリアのSNS事情は日本とどう違う?
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:オーストラリア」「デジタル2024:日本」
オーストラリアの総人口は2,657万人で、インターネット利用者数は全体の94.9%である2,521万人です。一方日本の総人口は1億2,300人で、そのうちの84.9%である1億440万人がインターネットを利用しています。
オーストラリアの人口・インターネット市場規模は日本よりも小さいですが、普及率は日本よりも高い傾向です。これは人口の86.7%が都市部に居住しており、インターネットに日常的に触れている人が多いためだと予想されます。
SNSと携帯電話の普及率
参照:Statista「モバイルオペレーティングシステムの月間シェア:オーストラリア、2023-2024」
オーストラリアと日本の携帯電話の接続数は以下の通りです。
オーストラリア:3,359万件(126.4%)
日本:1億8,890万件(153.6%)
また、上記Statistaのデータを参照すると、オーストラリアにおけるOSのシェア率は、iPhoneが約6割・androidが約4割を占めています。これは、主な検索エンジンがGoogleであることにも影響しているでしょう。また、以下はSNS利用率を比較したものです。
オーストラリア:2,080万人(78.3%)
日本:9,600万人(78.1%)
SNSに関しては日本と同等 の普及率ですが、50.7%が女性・49.3%が男性であり、男女比はそこまで顕著ではありません。
インターネット・SNSの利用時間
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:オーストラリア」「デジタル2024:日本」
また、以下はオーストラリアと日本の1日のインターネット利用時間・SNS利用時間を比較したものです。
オーストラリア | 日本 | |
---|---|---|
インターネット利用時間 | 6時間14分 | 3時間56分 |
SNS利用時間 | 1時間51分 | 53分 |
オーストラリアのユーザーが、インターネットやSNSに触れている時間は日本の約2倍であることからも、デジタルマーケティング・SNSマーケティングの重要性がよくわかるでしょう
【TOP5】オーストラリアの人気SNS
ここからは、オーストラリアの各SBSプラットフォームにおける利用状況について詳しく紹介していきます。以下は2024年1月時点におけるSNSの人気ランキングです。
SNS | 広告最大リーチ数 | |
---|---|---|
1位 | You Tube(ユーチューブ) | 2,080万人 |
2位 | Facebook(フェイスブック) | 1,665万人 |
3位 | LinkedIn(リンクトイン) | 1,500万人 |
4位 | Instagram(インスタグラム) | 1,395万人 |
5位 | TikTok(ティックトック) | 973万人 |
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:オーストラリア」
画像は、オーストラリアのユーザーが最も利用したSNSランキングで、YouTubeを除く純粋なSNSのみを集計したものです。一方、YouTubeを含むSNSごとの広告リーチ数(利用者規模感)を比較すると、表のような順位になります。
メッセンジャーアプリに関しては「Facebook Messenger」が高いシェア率を誇っているものの、オーストラリアでは広告利用ができません。そのため、マーケティングには向かない傾向です。
また、日本におけるSNSの利用率についても紹介します。
SNS | 広告最大リーチ数 | |
---|---|---|
1位 | LINE(ライン) | 9,600万人 |
2位 | You Tube(ユーチューブ) | 7,120万人 |
3位 | Instagram(インスタグラム) | 6,600万人 |
4位 | X/旧Twitter(エックス/旧ツイッター) | 6,650万人 |
5位 | Facebook(フェイスブック) | 2,600万人 |
参照:「デジタル2024:日本」
日本とオーストラリアで共通して人気なのはYouTube・Instagram・Facebookです。ただし、そのほかのメッセンジャーアプリ・主要SNSには、異なるプラットフォームがランクインしている傾向があります。ここからは、オーストラリアにおいて広告リーチ数の高い、5つの主要SNSについて詳しくみていきましょう。
1.You Tube(ユーチューブ)
「YouTube」は、オーストラリアでは1位・日本でも2位の高いシェア率を誇る動画SNSです。
オーストラリアにおけるユーザー数は2,080万人で、総人口の78.3%が利用しています。広告リーチ数は、インターネットユーザーのうちの82.5%です。利用率の男女差はほとんどなく、若者を中心に音楽関連・ゲーム関連のコンテンツが人気を集めています。
また、情報収集源としてYouTubeを活用している人が多い傾向です。ブランドが発信するコンテンツや製品レビュー動画、チュートリアル動画に対するエンゲージメントも高く、長期的な顧客関係を築くプラットフォームとしての適性もあります。