25/1/23
海外のWebサイトのデザインの特徴は?日本と比較しながら解説

グローバル化が進む昨今、日本国内だけでなく海外に向けたWebサイトの制作に興味を持っている方も多いはずです。
マーケター
デザイナー
プログラマー
このような職種の方にとって、「海外のWebサイトの特徴」について知っておくことは非常に重要です。
この記事では、海外のWebサイトの特徴を、日本のWebサイトと比較しながら解説していきます。
日本と海外のWebサイトのデザインの違い
日本と海外のWebサイトのデザインの違いを理解する上では、下記の点に注目すると理解しやすいです。
レイアウト・情報量
ビジュアル・色の使い方
UI
テキストデザイン
ユーザビリティ
それぞれの点について、理解を深めていきましょう。
レイアウト・情報量
海外のWebサイトを理解する上で、日本と最も違いがわかりやすいのが「レイアウトと情報量」です。
両者の違いを下記にまとめました。

海外のWebサイトのレイアウト、情報量の好例としてあげられるのは「Apple」のWebサイトです。
テキストの量は最小限に抑え、製品の写真をメインに構成しています。
日本人の感覚からすれば、それぞれの製品の具体的なサイズや重量、スペックなどをすぐに知ることができないレイアウトとなっているので、やや使いにくく感じられる可能性があります。
しかし、無駄を削ぎ落としている分、「製品のイメージ」を優先的に伝えやすいのがメリットです。
まとめると、日本は「情報」を、海外は「イメージ」を、それぞれ大切にするので、この差を意識してWebサイトを構築することが求められます。
ビジュアル・色の使い方
続いて、ビジュアルや色の使い方について解説していきます。

日本ではカラフルかつ鮮やかな色使いが好まれやすく、目を惹きたい広告やバナーはその傾向が特に顕著です。
一方、海外は「コンセプト」「ブランドイメージ」といった概念的なものを重要視するので、Webサイト全体で統一感を感じやすい傾向にあります。
無彩色である白や黒を基調とし、シンプルでミニマルな印象を与える色使いが多いです。
UI
続いて、Webサイトを構築する上で欠かせない「UI」について、日本と海外の違いをまとめてみました。

日本のWebサイトには多量の情報が存在しているため、必然的にメニューやナビゲーションに階層構造を持たせる必要があります。
多くの情報に網羅的にアクセスできるの は強みですが、Webサイトを回遊しているうちに、迷ってしまうこともあるはずです。
一方、海外のWebサイトはテキストベースの情報量を抑えているので、メニューは最小限、かつシンプルな構造にします。
ユーザーが迷子になることを防ぎますが、情報量が不足する可能性があるため、「情報を伝えることに特化したページを作る」といった対策を講じると良いでしょう。
テキスト・フォント
続いて、テキストに対する考え方やフォントについての違いを取り上げていきます。
なお、ここでは便宜的に、海外Webサイトを「英語」として話を進めていくので、この点ご留意ください。

この「テキスト」に関する考え方のベースには、「日本語と英語の言語的な違い」が存在しています。
日本語には漢字があり、文章の作り方にも柔軟性がある(主語や述語の位置の自由度が高い)ので、テキストベースでの説明に向いています。
一方、英語は言語的に縛りが強く、どうしてもテキストで説明すると冗長になりやすいので、あくまでテキストは「イメージを伝えるための脇役」という位置付けです。
ユーザビリティ
最後に、日本と海外のユーザビリティへの考え方の違いについて解説していきます。
