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2024年6月27日

【2024年最新】ベトナムビジネス進出のために知っておくべき基礎知識

ベトナムは、かつて日系企業の海外拠点として注目されていた「中国」に代わる、新たな候補地「ポストチャイナ」として注目されている国です。


「日系企業がベトナムにビジネス展開するとどんなメリットがある?」

「ベトナムビジネスに失敗しないためのコツは?」


この記事では、上記のような疑問を持つ方へ向けて、ベトナムビジネスの現状や魅力、成功へのポイントを解説していきます。日系企業のベトナム進出に役立つ、知っておくべき基礎知識を紹介していきますので、海外進出を検討している方は必見です。



ベトナムのビジネス展開に役立つ基礎データ

まずは、ベトナムの基本情報からみていきましょう。

面積

約33万k㎡

人口

約1億30万人

公用語

ベトナム語

宗教

仏教・カトリック・カオダイ教ほか

主要産業

農林水産業(11.96%)鉄工業・建築業(37.12%)サービス業(42.54%)※GDPに占める割合

参照:外務省「ベトナム社会主義共和国基礎データ


ベトナムの正式国名は「ベトナム社会主義共和国」で、首都は北部の「ハノイ」にあります。一方最も繁栄している商業都市「ホーチミン」は南部にあり、南北に長い国土が特徴的です。しかし、人口の半分以上は農村部に集まっており、都市部に集中しているわけではありません。


また、ベトナムは水資源が豊富・温暖な気候であることから、かつては農業大国して知られていました。現在は農林水産業のGDP比率は減少傾向にあり、サービス業や鉱業・建築業などが台頭してきています。


ベトナム経済状況と進出のメリット

ベトナム経済は、人口ボーナス期による市場発展、経済成長が見込める魅力的な市場です。ここからは、ベトナムの最新の経済状況と、ベトナムビジネス進出におけるメリットについて紹介していきます。


  1. 市場発展が見込める右肩上がりの成長率

  2. 立地の優位性がある

  3. 人材・資源が豊富

  4. 親日国である


市場発展が見込める右肩上がりの成長率

ベトナムはASEANの中でも3番目に多い人口を抱えており、平均年齢が31歳と働き手である若年層が多い特徴があります。2022年には9,946万人だった人口が、2023年9月には1億人を超えました。


今後労働者の賃金が上昇していけば、中間層や富裕層も拡大していくため、人口ボーナス期であるベトナムは消費市場としても見込みがあるでしょう。


また、ベトナムにおけるGDPは7%以上の高い数値で推移しており、安定した経済成長を続けているのもメリットです。1980年代の「ドイモイ政策」によって自由主義経済を取り入れ、貿易の自由化と規制緩和を図ることで、ビジネスの生産性を後押ししています。


立地の優位性がある

東南アジアの中央に位置するベトナムには、立地の優位性もあります。海路はASEAN諸国やインドシナへ、陸路は中国へアクセスしやすいのが魅力です。


中国ビジネスへのリスクや不安が高まっている現在では、隣接するベトナムが「チャイナ・プラスワン」の拠点として注目されています。すでに中国に拠点を構える企業の中には、リスクヘッジのためにベトナムへの引っ越しを検討しているところも少なくありません。


人材資源が豊富

ベトナムでは人件費のコストが低く、質のいい労働力が期待できるメリットもあります。ベトナム人は儒教の教えに基づく勤勉な国民性を持っており、地頭がよく識字率も高い傾向です。


また、ベトナムには女性社長の企業が多く、女性の労働参加率が高い特徴があります。繊維産業がさかんな背景から男女問わず手先の器用さが期待でき、技術者としての素質を持っている人材も豊富です。さらに、ITリテラシーも高い傾向があり、若くて意識の高い人材に溢れています。


親日国である

ベトナムと日本が政治経済における緩やかな同盟関係にあることも、日系企業が進出しやすい理由の1つです。ファン・ヴァン・カイ前首相は親日家としても知られており、2016年には、ベトナム全土の小学校における第1外国語として日本語教育が施されました。


ベトナム国内でも、日本製品やブランドに対する高い需要と信頼性があります。なかでもホンダの「オートバイ」はベトナムユーザーから50年以上愛され続けてきました。


さらに、コンビニ大手の「ローソン」は現地に研修所を設置し、日本留学を希望する現地人へのトレーニングを実施しています。このことから、現地人にとって日本は身近な存在だといえるでしょう。


ベトナムビジネス進出前に知っておくべきデメリット

ベトナムにビジネス進出する際の注意点は大きく2つあります。


  1. 交通インフラの弊害

  2. 優秀な人材の確保と管理


上記のデメリットについてもしっかり把握し、事前に対策しておくことが大切です。


交通インフラの弊害

農業国として栄えた歴史を持つベトナムは、交通インフラの整備が未発達というデメリットがあります。急速に成長した経済に、未だインフラ整備が追い付いていないのが現状です。


ベトナムの主な交通手段はオートバイのため、交通インフラが不十分だと混雑を招いたり、交通事故のリスクが高まったりするでしょう。さらに、交通手段が整備されていない農村部においては、都市部との所得の差や発展の遅れなどが顕在化してきています。


優秀な人材の確保と管理

海外進出企業が求めているようなITスキルを持った人材や、専門性のある技術・知識を持った優秀な人材の獲得競争が激化しているのもデメリットです。海外進出先として注目されるようになってから、ベトナムの人件費は上昇傾向にあります。


優秀な人材は引く手あまたであり、採用に成功してもキャリアアップや昇給目的に離脱してしまう可能性が高いのです。ベトナムの離職率は年20%と大変高く、20代ベトナム人の74%が転職を経験しています。


文化や国民性の違い

労働者の流出を防ぐためには、国民性や現地文化への理解と尊重が不可欠です。親日国といえど、異なるルーツや文化を持っているため、相互理解を深める努力が必要になります。


働き方の違いや接し方の違い、価値観の違いなどを把握し、コミュニケーションを現地化することが重要になるでしょう。


ベトナムでビジネスを失敗する日本企業の特徴

ベトナムでビジネスに失敗してしまう会社には、共通して以下のような特徴があります。


  1. ローカルカルチャーをリスペクトしていない

  2. マイクロマネジメントする

  3. 給料を上げない会社である


先ほど紹介したデメリットにも関連する内容ですので、先行企業の失敗についてもしっかり把握しておきましょう。


ローカルカルチャーをリスペクトしていない

日本文化や日本語の強要は、現地人の不信や不満を募る原因になってしまいます。ローカルカルチャーへのリスペクトがない企業は、貴重な労働力やせっかくのビジネスチャンスを逃してしまうでしょう。


ベトナムでは、社内のコミュニケーションや個人のコミュニケーションを重視する傾向があります。ビジネスに成功するには、まず相手の文化や価値観に寄り添う姿勢が重要です。これはビジネスコミュニケーションに限った話ではなく、サービスや商品に関しても同様になります。


マイクロマネジメントする

マイクロマネジメント」とは、従業員に対して細やかな報告を求めたり、過剰に監視・管理したりする過度なマネジメントのことです。働き方改革などで緩和された部分もありますが、かつての日本企業では組織的にこのマネジメント体制がおこなわれていました。


ベトナム人はおおらかで自由を好む傾向があり、プライベートや家族を大切にしています。日本では当たり前のビジネス習慣でも、現地人にとっては「過干渉」「息苦しい」と思われてしまい、離職してしまうケースが後を絶ちません。


うまくマネジメントしていくためには、日本式のビジネスルールを押し通すのではなく、しっかり向き合って不満を吸い上げ、互いの妥協点をみつけていくことが重要です。


給料を上げない会社である

「日本企業の価格設定が現地に合っていない、労働力に対する対価が不十分である」という不満もよく耳にします。とくに給与や昇給に関する課題点が多いと認識されているようです。


ベトナムでは、能力値の高い人材は年齢に関係なく管理職などに抜擢されます。しかし、日本は年功序列的な昇給制度がベースのため、ゆるやかな昇格に不満を持たれるケースが多いです。近年の経済成長の影響からベトナム銀行の金利も5%と高く、低い賃金では生活も立ち行きません。


さらに、チャレンジ精神のある若い労働力は引く手あまたなので、よりよい条件を提示する企業へと引き抜かれてしまうでしょう。


ベトナムでビジネス展開する際によくある質問

最後に、ベトナムビジネスに関連したよくある質問を紹介します。関連記事もあわせて掲載しますので、ぜひ疑問解決に役立ててみてください。


ベトナムで商売するにはどうすればいい?

ベトナム進出の方法は、大きく以下の4種類に分けられます。


  1. 現地拠点の設立による直接投資

  2. 既存会社への出資による間接投資

  3. 事業協力契約(BCC)

  4. 国境を超えたサービスの提供(越境ECなど)


それぞれメリット・デメリットがあるため、自社の事業の種類や目的に合ったものを選ぶことが大切です。


ベトナムの富裕層の割合は?

ベトナムの一人あたりのGDP値はさほど大きくありません。富裕層とされる資産額100万ドル以上の富裕層は、2017年から2021年まで70.8%増加しましたが、パンデミックの影響で停滞し、2022年の時点では69,994人でした。


2022年時点におけるベトナムの総人口は9,819万人なので、富裕層の割合は0.07%です。


ベトナムではどのSNSプラットフォーム集客が効果的?

以下の記事で、ベトナムにおける人気SNSやマーケティングのコツを解説しています。

【2024年最新】ベトナムSNSランキング|インターネット事情をマーケティングに活かすコツ


ベトナムにおける広告ビジネスのコツは?


ベトナムで集客できる検索エンジンは?


ベトナムで有効なマーケティングのコツは?


ベトナムにおけるInstagram活用法は?

以下の記事で、ベトナムにおけるInstagramの男女別利用状況や、おすすめの有名インフルエンサーを紹介しています。

【2024年版】ベトナムのInstagramの利用者数&インフルエンサー広告の現状を解説


ベトナムにおけるSEO施策のコツは?


ベトナムでリスティング広告を打つなら何に着目すべき?


ベトナムにおける越境ECを成功させるポイントは?


ベトナムへのビジネス進出を成功させたいならTheDigitalXにご相談ください

ベトナムへのビジネス進出を成功させるコツは、現地の文化や国民性への理解を深めるだけでなく、めまぐるしく成長する市場への定期的なリサーチも欠かせません。参入前にどれだけ下調べができるかどうかが成功への分かれ道といっても過言ではないでしょう。


弊社は、デジタルマーケティングのプロフェッショナルの観点から、現地の言語やローカライズなど、海外進出に必要なサポートをおこなえるのが強みです。ベトナムビジネス進出のパートナーとして貢献いたしますので、ぜひ一度ご相談ください。

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