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2024年7月9日

ベトナムでの越境ECランキングTOP4!ベトナム市場での勝ち筋とは?

今後の成長が確実視されている東南アジア諸国のなかでも、一際存在感を放っているのがベトナムです。


経済成長の真っ只中ということもあり物価は低水準でありながらも、ITビジネスが進んでいることで、オフショアとしてベトナム進出を目論む人は非常に多いです。


このような理由から、ベトナムをターゲットとしたビジネスは今後も盛り上がることが予想されますが、越境ECを活用した物販は大きな可能性を秘めています。


  • ベトナムの越境ECの市場規模

  • ベトナムで人気の越境ECプラットフォーム

  • ベトナムでの越境ECビジネスの勝ち筋


ベトナムにおける越境ECに関する上記の点について、グローバルデジタルマーケティングのプロフェッショナルの視点でわかりやすく解説していきます。





1.ベトナム越境ECの市場規模

ベトナムの電子商取引、いわゆるeコマースの市場規模は、2025年までに230億米ドルまで成長すると予測されています。


出典:https://www.trade.gov/country-commercial-guides/vietnam-ecommerce


成長スピードはおよそ30%と驚異的な伸びを見せていますが、その要因としてあげられるのは下記の点です。


  • 国主導の電子商取引の推進

  • 中間所得者層の増加

  • インフラやスマホの普及


ベトナム政府は2020年5月に「国家電子商取引開発マスタープラン」を承認し、ECプラットフォームを使ったeコマースを推進しています。


これは、DX化による業務効率の改善に加え、大都市と地方の格差を縮小しサステナブルな電子商市場を構築することを目的としています。


実際に足を運んでみると、都市部と地方では未だ発達度合いに差があることは確認できるものの、中間所得者層の増加、およびスマートフォンの普及も相まって、ベトナムのeコマースの市場規模は拡大傾向が続くことが既定路線です。


これに伴い、越境ECを活用したグローバルな取引も増加するため、ベトナムに越境ECを活用した物販ビジネスを仕掛けることは合理的な選択だといえます。



2.ベトナム越境EC人気プラットフォーム4選

  • Shopee

  • Lazada

  • Amazon

  • Shopify


ベトナムで人気の越境ECは上記の4サービスです。


AmazonやShopifyは日本でもよく利用されているプラットフォームですが、Shopee、Lazadaは東南アジアで人気を誇るプラットフォームです。


Shopee

Shopee ベトナム
出典:https://shopee.vn/

Shopeeは東南アジアで最も利用されているECプラットフォームで、越境販売にも対応しています。


日本語に対応しているだけでなく、越境ECのサポートサイトも機械翻訳ではない、日本のために作られたページ、コンテンツが用意されています。


したがって、ベトナムだけでなく、東南アジア諸国に向けた越境ECなら、Shopeeを活用しない手はありません。


次に紹介するLazadaと比べるとよりカジュアルな印象のプラットフォームで、ライブ配信を交えたライブコマースなど、SNS時代に即したサービスを提供しています。


事実、ベトナムを含めた東南アジア諸国では、SNSの利用が日本よりも盛んなので、Shopeeを利用するなら必ず活用したい機能です。


Lazada


Lazadaベトナム
出典:https://www.lazada.vn/#?

Lazadaは中国のアリババ資本の越境ECプラットフォームです。


Shopeeと並んでベトナムで人気を博しており、いずれかのプラットフォームを活用すれば十分勝機を見出せます。


中国において圧倒的な人気を誇るアリババのECプラットフォーム「Tmall(天猫)」で培ったノウハウを詰め込んでいるため、越境ECに慣れていなくても利用しやすいです。


3.ベトナムの消費者の特徴

  • 若年層が多い

  • 電子決済の普及

  • 中間層の増加

  • 日本製品への信頼度が高い

  • モバイルファースト


ベトナムの消費者は上記のような特徴を持っています。


注目すべき特徴は「若年層が多い」「日本製品への信頼度が高い」という2点です。


ベトナムは成長国特有の若年層に富んだ人口動態を示し、全人口のおよそ1億人のうち、15歳〜34歳の若年層はおよそ35%の3,400万人に及びます。


日本の若年層は2,500万人なので、いかにベトナムが勢いを持っている国なのかが理解できるはずです。


また、他の東南アジア諸国に漏れず、ベトナムも世界有数の親日国の1つであり、日本製品への信頼度は日本人が想像している以上に強力です。


4.ベトナムでの越境ECの勝ち筋

  • 若年層をメインターゲットにする

  • 売れる商品を扱う(衣類、家電製品、パーソナルケア製品)

  • 日本製品への信頼度の高さを活用

  • 日本文化への興味関心を活用

  • プラットフォームを活用し販売コストを削減

  • ベトナム越境ECに強い国内企業と連携


ベトナムにおける越境ECを活用した物販ビジネスの勝ち筋を見据えるためには、上記のポイントに着目することが効果的です。


全体の34%を占める若年層をターゲットにするのが合理的であり、衣類や家電製品に加え、パーソナルケア製品を商材として扱うのがセオリーです。


一方、具体的にどのような商品を扱うべきなのか、さらにはどのように越境ECを活用するべきなのかは、日本からは見えにくいのも事実ではないでしょうか?


私たち「The Digital X」では、グローバルデジタルマーケティングのプロフェッショナルとして、東南アジア諸国へ向けた越境ECの支援を実施しています。


興味があるお客様は、ぜひ弊社カタログをご覧ください。


5. ベトナム越境ECの「Amazon」出店方法

ベトナムの越境ECプラットフォームには、Amazonを活用するのも有効です。


日本からの出店方法は、「フルフィルメント by Amazon」を利用することをおすすめします。


  • 海外販売にも対応

  • 保管から配送までAmazonで対応

  • Amazonプライム対象になるのでユーザビリティ向上


上記のようなメリットがあるため、海外販売に活用することを検討してみましょう。


出典:https://sell.amazon.co.jp/fulfill/fulfillment-by-amazon


6. ベトナム越境ECの「Shopify」出店方法

続いて、Shopifyでベトナムに出店する方法を解説します。


  1. Shopifyに登録する

  2. 管理画面にアクセスする

  3. 「設定」から「マーケット」にアクセスする

  4. 「マーケットを追加」を選択する

  5. 「マーケット名」から「国/地域を追加」を選択する

  6. 「ベトナム」を選択し「保存する」を選択する


Shopifyに登録後、管理画面の設定からベトナムを選択すれば対応可能です。


手軽にターゲット国を設定できるのは、Shopifyの魅力だといえます。


7. ベトナム越境ECの「Shopee」出店方法

ベトナムで人気の越境ECプラットフォームである「Shopee」の出店方法は下記の通りです。


  1. アカウント申請

  2. 店舗アカウント開設

  3. ショップの基本設定

  4. 出品

越境利用を想定したプラットフォームなだけあり、非常に簡単に出店できます。


また、出店して越境セラーになる条件として下記が設けられているので、この点に注意してください。


  • アカウント申請から30日以内に5商品以上を出品

  • 現地倉庫からではなく日本から発送

  • 2営業日以内の発送

  • 英語におけるカスタマー対応



8.ベトナム越境ECの注意点

  • ベトナム語への対応

  • ベトナムの法規制等の遵守

  • 物流網がまだ弱いので到着前のキャンセルが一定数存在する

  • 税金分を考慮して価格設定を行う(VATや関税など)


ベトナム越境ECの注意点として、上記の点があげられます。


ベトナムはフィリピンなどに比べ英語が通じないことが多いため、ベトナム語への対応を進めておいた方が取引がスムーズに進むでしょう。


また、インフラ整備が未だ十分とはいえないため、商品到着前にキャンセルされることが多いとはいえないまでも、一定数存在します。


そして、日本におけるいわゆる消費税であるVAT、そして関税は、基本的に消費者の負担になるため、この点に配慮した価格設定も重要です。


上記の点に注意しながら、ベトナムへの物販ビジネスを進めていきましょう。



9.よくある質問

ベトナムへの越境物販ビジネスを実施する上でのよくある質問にお答えしていきます。



ベトナムを軸に近隣国にも展開したいのですが、可能でしょうか?

はい、可能です。


東南アジア諸国はASEANという枠組みで扱われるように、一種の共同体として機能しています。


したがって、ベトナムで人気の商品はシンガポールやマレーシア、タイなど、他の東南アジア諸国でも十分商機を見出せます。


また、各国共通して日本に対するイメージは非常に良好なので、親日を活用する戦略もベトナム以外の国にも効果的です。


ベトナムをハブとして、他の近隣国にもビジネスチャンスを見出しましょう。


マーケティングはどのように進めれば良いでしょうか?


越境ECプラットフォーム内のマーケティング機能を活用するのも一つの手ですが、自由度や効果に制限があります。


ベトナムを含む東南アジア諸国はSNSが非常に人気なので、SNSマーケティングの活用は検討の余地があるでしょう。


日本からベトナムへ向けたSNSマーケティングはブルーオーシャンであり、十分勝機を見出せます。


一方、ブルーオーシャンだからこそ手法が確立されていないため、自社だけで実施するには限界があるのも事実です。


SNSを使ったグローバルマーケティングに興味がある方は、弊社カタログをご覧ください。


ベトナムへの越境ECを使った物販ビジネスは自社だけで完結できますか?


商品を売ること自体は越境ECプラットフォームを活用すれば完結できる可能性は高いですが、利益を最大化するという点では未知数です。


現地のニーズの把握や現地言語への対応、さらにはマーケティングによる販路の拡大など、利益最大化のためにやるべきことは多岐に渡るため、自社だけで難しい場合は支援を受けることが有効です。


ベトナムでの越境ECならTheDigitalXまでご相談ください

ベトナムにおける越境ECを用いた物販ビジネスについて解説してきました。


現在進行形で成長しているベトナムをターゲットとすることは極めて合理的な選択肢であることが理解いただけたと思います。


もし、ベトナムへの越境ECを活用した物販ビジネスに興味があるなら、私たち「The Digital X」にご相談ください。


グローバルデジタルマーケティングのプロフェッショナルの視点から、越境物販を強力に支援いたします。


疑問点やお悩みなどがあれば、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

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