24/12/21
【2024年版】アメリカの検索エンジンTOP4|日本との比較とSEOマーケティングのコツ
SEOの本場であるアメリカで勝負するには、まずアメリカの検索エンジン事情を把握しておくことが大切です。
そこでこの記事では、デジタルマーケティングに18年以上携わってきたThe Digital Xが、以下の疑問を解決していきます。
「アメリカと日本の検索エンジンの違いは?」
「アメリカの検索エンジンにおけるSEO対策は?」
「アメリカでよく検索されているWebサイトやキーワードは?」
さらに、検索時に利用されているブラウザやデバイスごとの検索エンジンシェア率など、さまざまなデータを交えて解説していきます。
アメリカSEOマーケティングを実践したいと考えている方は必見です。
#ededed
00d2d3
【日本との比較】アメリカの検索エンジンTOP4
まずは、アメリカの人気検索エンジンTOP4を紹介していきます。以下は2023年10月時点のシェア率です。
検索エンジン | シェア率 |
---|---|
Google(グーグル) | 87.14% |
Bing(ビング) | 7.81% |
Yahoo!(ヤフー) | 2.58% |
DuckDuckGo(ダックダックゴー) | 2.01% |
参照:statcounter「アメリカ合衆国の検索エンジン市場シェア」
アメリカでは「Google」が圧倒的なシェア率を誇っており、アメリカ企業の検索エンジンが上位4位を占めている形です。5位には1%台の「YANDEX」がランクインしています。
一方、日本の同時期における検索エンジンシェア率は以下の通りです。ヨーロッパ諸国やアメリカに比べると、日本のGoogleのシェア率は低いですが、ほぼ同じ検索エンジンがランクインしています。
検索エンジン | シェア率 |
---|---|
Google(グーグル) | 78.24% |
Bing(ビング) | 10.63% |
Yahoo!(ヤフー) | 9.77% |
YANDEX(ヤンデックス) | 0.34% |
参照:statcounter「日本における検索エンジン市場シェア」
日本ではGoogleが圧倒的で、そのほかはbingとYahoo!に二分している形です。Yahoo!は50代以上のシニア層に人気が高く、bingは「chatGPT」の導入によりシェアが拡大傾向にあります。
ここからは、アメリカの上位4位の検索エンジンについて、詳しくみていきましょう。
Google(グーグル)
世界1位の検索エンジンである「Google」は、アメリカ・日本のどちらにおいても圧倒的なシェア率を誇っています。かつて主流だった「ポータルサイト型」の検索エンジンとは一線を画した、見やすく使いやすいシンプルなデザインが特徴です。
1997年にアメリカのGoogle社がリリースし、同社のWebクローラーを採用しています。どの国で使っても使用感が変わらない多言語対応であることも、世界トップシェアまで成長した理由の1つです。
デバイスごとのシェア率比較については、以下を参考にしてください。
アメリカ | 日本 | |
---|---|---|
スマホ | 94.94% | 84.89% |
PC | 75.41% | 71.22% |
タブレット | 82.56% | 80.97% |
参照:statcounter
日本とアメリカ間でとくに相違はなく、シェア率は類似しています。デスクトップ検索におけるシェア率は年々下がってきている一方で、モバイル検索では高いシェア率をキープしている傾向です。
Bing(ビング)
「bing」は、アメリカのMicrosoft社が提供する検索エンジンで、アメリカでは約8%・日本では約11%のユーザーに利用されています。2023年に、AIによるチャット機能 「chatGPT」をモデルにした「bing AI」が搭載されたことで話題になりました。
bingはWindowsに標準搭載されていることから、ビジネス目的で利用するユーザーがメインです。とくに「ブルーカラー」と呼ばれる、生産現場に関わる作業員や労働者がメインのユーザー層になります。
Googleとは異なるユーザー層であり、10人に1人が使っていることから、アメリカではGoogleとあわせたSEOマーケティングをおこなうことが多いです。
また、bingはMicrosoft社独自のアルゴリズムを採用しているため、Googleでは順位が低いサイトでも上位表示される可能性があります。SEOを万全におこないたいならしっかり対策しておくべきでしょう。
アメリカ | 日本 | |
---|---|---|
スマホ | 1.24% | 0.75% |
PC | 17.55% | 21.17% |
タブレット | 13.28% | 3.65% |
参照:statcounter
bingは、Microsoft社が運用するだけあっ て、デスクトップ検索におけるシェア率が高い傾向です。アメリカではタブレットからも利用されていますが、日本国内ではPCからのアクセスがメインになります。
Yahoo!(ヤフー)
「Yahoo!」もアメリカ発祥の検索エンジンで、日本では「Yahoo!JAPAN」として認知されています。
ニュース・シ ョッピング・オークション・天気など、さまざまなカテゴリーを集約した「ポータブルサイト」であることが最大の特徴です。
アメリカでは約3%のシェア率ですが、日本では約10%のユーザーが利用しています。
Googleの検索エンジンを採用しているため、基本的なSEO対策はGoogleと同じです。
またポータブルサイトであることを活かして、ショッピングやオークション、トラベルなどのサービスに興味があるユーザーをターゲティングするのもいいでしょう。
アメリカ | 日本 | |
---|---|---|
スマホ | 1.66% | 12.94% |
PC | 4.1% | 6.33% |
タブレット | 1.3% | 13.68% |
参照:statcounter
アメリカではPCデバイスからのアクセスがメインで、日本ではスマホ・タブレットからのアクセスが多い傾向です。
DuckDuckGo(ダックダックゴー)
「DuckDuckGo」は、完全匿名性の検索エンジンです。Googleのプライバシー機能である「シークレットウィンドウ」のような、ユーザー情報を一切記録しない特徴があります。
日本での知名度は低く、アメリカでのシェア率も2%台ではあるものの、一部のユーザーリテラ シーが高い層から圧倒的な人気を誇っている注目の検索エンジンです。
北アメリカ中心に利用されており、今後の成長率に期待が高まっています。
現状のリーチ数に期待はできませんが、リスティング広告も実施できる検索エンジンなので、アメリカにおける新規ユーザー獲得を狙うならチャレンジしてもいいでしょう。
日本での認知度が低いため、以下ではアメリカにおけるデバイスごとのシェア率を紹介します。
アメリカ | |
---|---|
スマホ | 1.84% |
PC | 2.26% |
タブレット | 2.42% |
参照:statcounter
検索エンジンのデバイス利用傾向比較
検索エンジンのシェア率はデバイスごとに傾向が異なるため、各デバイスにマッチしたマーケティング戦略を実施することが大切になります。
ここからは、PC・スマホそれぞれの検索エンジンシェア率についてみていきましょう。
PC(デスクトップ)における検索エンジンシェア率
以下はアメリカと日本のデスクトップ検索におけるシェア率です。
検索エンジン | シェア率 |
---|---|
Google(グーグル) | 75.41% |
Bing(ビング) | 17.55% |
Yahoo!(ヤフー) | 4.1% |
引用:statcounter「アメリカ合衆国のデスクトップ検索エンジン市場シェア」
デバイス | シェア率 |
---|---|
Google(グーグル) | 71.22% |
Bing(ビング) | 21.17% |
Yahoo!(ヤフー) | 6.33% |
引用:statcounter「日本のデスクトップ検索エンジン市場シェア」
上記から、日本とアメリカは同じようなシェア率の推移であることがわかります。Googleが高いシェア率を獲得しており、約2割のユーザーがBingを活用している傾向です。
スマホ(モバイル)における検索エンジンシェア率
以下は、アメリカと日本のスマホデバイスにおける検索エンジンを比較したものです。
検索エンジン | シェア率 |
---|---|
Google(グーグル) | 94.94% |
DuckDuckGo(ダックダックゴー) | 1.84% |
Yahoo!(ヤフー) | 1.66% |
引用:statcounter「アメリカ合衆国のモバイル検索エンジン市場シェア」
デバイス | シェア率 |
---|---|
Google(グーグル) | 84.89% |
Yahoo!(ヤフー) | 12.94% |
Bing(ビング) | 0.75% |
引用:statcounter「日本のモバイル検索エンジン市場シェア」
モバイルにおける検索エンジンのシェア率はGoogleが圧倒的で、バラつきが見られたデスクトップ媒体よりも顕著な数値となっています。
また、アメリカではDuckDuckGo、日本ではYahoo!が2位という結果になりました。
インターネット先進国であるアメリカでは、ネットリテラシーの高いユーザーが多く、プライバシー保護機能のあるDuckDuckGoが注目され始めているのです。
一方日本では、「ニュース・天気などをスマホでサッと調べたい」というユーザーニーズが予測されます。
アメリカの検索ブラウザTOP4
Webサイト閲覧時に使う「ブラウザ」にも注目することが大切です。以下は、アメリカの2024年5月におけるトップシェア率になります。
検索ブラウザ | デフォルト | シェア率 |
---|---|---|
Google chrome(グーグルクローム) | 52.77% | |
safari(サファリ) | 34.29% | |
Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ) | bing | 7.29% |
Firefox(ファイヤーフォックス) | 2.74% |