【2024年版】オーストラリアのデジタル広告の市場と現状を解説

「オーストラリアで広告出稿したいけど、実際はどうなの？」

この疑問に対して本記事では、2024年のオーストラリアにおけるデジタル広告の市場や現状について解説します。

オーストラリア市場での広告活動においてのガイドラインとなるため、ぜひ参考にしてください。

【2024年版】オーストラリアのインターネットの利用状況

DataReportalによると、オーストラリアのインターネットユーザー数は2024年1月に2,521万人に達し、国民の94.9%がインターネットを利用しています。日本のインターネットユーザーは全人口の84.9％ですので、オーストラリアのインターネット普及率の高さが伺えます。

またオーストラリアでは、2023年1月から2024年1月の間に24万8千人（1.0％）増加しました。そのため、デジタル広告を活用することでほぼ全人口にリーチできると言えるでしょう。

オーストラリアのデジタル広告市場

statistaによると、オーストラリアのデジタル広告市場は、2024年に133億米ドル（2024年6月時点で2兆925億円）まで伸びると予測されています。その中でも検索広告が、60億米ドル（9,439億円）と約半数を占めるとのことです。

オーストラリアのデジタル広告の現状

DataReportalの調査では、2024年の1月時点で2,080万人がSNSユーザーとなっており、オーストラリアの全人口の78.3%が利用しています。日本ではSNSユーザーの割合が78.1％で、オーストラリアとほぼ同じ割合となっています。

オーストラリアの前年のデータと比べると、50 万人 (2.3%)減少したとのことです。減少した要因として、一人の個人が複数のアカウントを持っていたり、逆に一つのアカウントを複数の人で共有していたりするので、それらの変動が考えられるとのことです。

検索エンジンに広告出稿する際はGoogle、SNSに出稿する際はYouTubeやFacebook、Redditなどが効果的だと言えます。

中でもGoogleやYouTube、Facebookの月間利用者数が多いですが、デジタル広告市場において検索広告が広告予算の約半数を占めることから、Googleでの検索広告の優先度が高いと言えるでしょう。

その他、92％以上もモバイルやスマートフォンからインターネットにアクセスしているとのことです。

そのため、広告コンテンツは視認性や配信する時間帯、サイトの読み込み速度など、モバイル画面に最適化する必要があります。

さらに以下によると、オーストラリアではSNSよりも、ブロードキャストテレビ（地上波、衛星波）やストリーミングテレビ（Netflix、Huluなど）の方が、1日あたりの閲覧時間が長いようです。

toC向けの商品やサービスの場合、ブロードキャストやストリーミングテレビの広告も視野に入れても良いでしょう。

オーストラリアでの広告出稿における注意点

オーストラリアは多文化国家であり、多様な背景を持つ消費者が存在します。

JETROの調査では、2021年時点での移民は総人口の51.5％を占め、先住民の48.5％を上回り、移民の出身国別の増加の割合では、ネパールが210％、インドが48％、パキスタンが45％、イラクが38％、フィリピンが26％とのことです。

したがって、最新情報を調査の上、現地のネイティブマーケターと広告出稿の戦略立案をしないと、適切にアプローチできない可能性があります。

よくある質問

よくある質問に関して、下記の内容をご紹介します。

• オーストラリアで越境ECをしたいのですが、現状を教えてください

オーストラリアで越境ECをしたいのですが、現状を教えてください

以下の記事で、オーストラリアの越境EC市場の現状や消費者の特徴、消費者のブランド認知と購入を促す要素などについて解説していますので、ご参考ください。

【2024年版】オーストラリアの越境EC市場の現状と注意点を解説

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