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25/1/15

【2024年最新】韓国ビジネスのコツ|成功する日系企業の特徴と進出のメリット

【2024年最新】韓国ビジネスのコツ|成功する日系企業の特徴と進出のメリット

韓国は、近年インバウンド・アウトバウンド需要が急速に高まっている国です。日系企業の海外進出先としても注目されていますが、韓国ビジネスに成功するためには、文化の違いやマーケティング戦略など、さまざまなポイントを把握しなければなりません。


この記事では、18年以上の実績を持つThe Digital Xが以下の疑問を解消していきます。


「日系企業が韓国ビジネスに参入する目的とメリットは?」

「韓国と日本のビジネス文化はどう違うの?」


弊社の経験や大手企業の成功事例もあわせて紹介していきますので、韓国ビジネス参入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。


また、デジタルマーケティングコンサル企業が解説!韓国でビジネスを成功させるには?の記事で、韓国ビジネスを成功させる戦略や韓国進出する際の注意点も解説していますので、ご参考ください。




[著者]:The Digital X編集部海外におけるデジタルマーケティングのプロ集団である合同会社The Digital Xのメンバーが手掛けるブログです。著者の詳しいプロフィールはこちらから


【韓国ビジネス】日系企業が進出するメリット

日本は少子高齢化が年々顕著になってきており、人口の減少と市場縮小が続いています。人口が減った分だけ消費量も減少するため、購買力も弱まっていくことが懸念されているのです。この現状を受け、日系企業の多くが販路拡大のために海外進出に着手しています。


そんな日系企業の海外進出先として、注目されている国の1つが「韓国」です。韓国にビジネスを展開するメリットは、主に以下の2つがあります。


  1. 充実したインフラ環境

  2. 地理的な近さとインバウンド需要



充実したインフラ環境

韓国には、交通や電力などのハード面はもちろん、ビジネスに必要なインフラ環境が整っているメリットがあります。韓国は世界最高水準のインターネット普及率を誇っており、日本よりもIT・デジタル文化が進んでいる国として有名です。


Data Reportal」によると、2024年初頭におけるインターネット普及率は97.2%であり、SNSの普及率は93.4%にのぼります。国民がネットに精通しているため、SNSなどのデジタルマーケティングが効果的におこなえるのも注目されている理由の1つです。


地理的な近さとインバウンド需要

日本と韓国は生活文化圏が近く、輸送コストが低いこともメリットとして挙げられます。日系企業にとっては、インバウンド・アウトバウンド双方のビジネス市場として非常に魅力的です。


日本政府観光局(JNTO)」のデータによると、2023年度の訪日韓国人は昨対比125%の約696万人でした。また韓国観光公社の「2023年12月韓国観光統計」によれば、2023年度の訪韓日本人は昨対比245%の1,103万人であったというデータが出ています。


日本と韓国は地理的に近いため文化の相違点が少なく、とくに若い世代は互いに受け入れやすい体勢が整っている傾向です。同じ東洋文化に属していることから、生活様式や文化に共通点が多いことも、興味を持ちやすい理由の1つでしょう。


たとえば、韓国語と日本語はどちらも「主語→目的語(補語)→動詞」の語順であり、英語よりもすんなり学習できます。家の中で靴を脱ぐ習慣や箸を使う習慣なども同じです。また文化だけでなく、少子高齢化や格差社会など、国が同じ課題を抱えていることも挙げられます。


近年韓国では、日本のアニメ・J-POP・茶道・着物などが人気です。一方日本では「韓流ブーム」が話題になったのも記憶に新しく、K-POP・韓国ドラマ・韓国料理・韓国コスメなど、日本の女性の心を掴む文化が注目されています。


参照:KOREA.net「23年の訪韓外国人数1100万人 日本が最多




韓国ビジネスに成功する日系企業の特徴4つ

ここからは、韓国ビジネスに成功する日系企業の特徴について詳しくみていきましょう。先行企業の多くは以下の内容を理解し、しっかり配慮できています。


  1. ビジネスマナーの違いを理解している

  2. 状況を見極めてすばやく意志決定している

  3. 韓国にローカライズしたマーケティング戦略がある

  4. 日本よりもトップダウンな社風がある


隣り合わせの文化圏とはいえ、ルーツが異なれば価値観も異なるものです。自国と同じ意識ではせっかくのビジネスチャンスも逃してしまうため十分注意しましょう。


ビジネスマナーの違いを理解している

韓国ビジネスに成功している企業の多くは、日本と韓国の共通点だけでなく相違点についてもしっかり把握しています。「日本式ビジネスマナーが通用しない、あるいは失礼にあたることもある」ということをよく理解しているのです。


弊社でもかねてより韓国の現地人と商談をおこなってきていますが、韓国では「儒教文化」に根付く価値観がビジネスマナーにも色濃く表れていることを実感しています。上下関係や年功序列に厳しく、家族や血縁を重んじる価値観は、日本よりもはるかに顕著です。


とくに商談を成功させるには、「郷に入っては郷に従え」の実践が大切になります。先方よりも先に席を立たない、地位や年齢が若い方が先に挨拶するなど、上下関係を常に意識し失礼のないように振舞いましょう。


また、上下関係の厳しさはありますが、韓国には「おもてなし文化」や親しい間柄を重視する傾向もあります。割り切った付き合いよりも、親密度が高いほうがスムーズに商談が進むのです。


とくにビジネスにおいては「会食」を重視する傾向があるため、たとえ商談であってもオンラインで済ますのではなく、実際に会って食事をすることが大切になります。これらのビジネスマナーが理解できず、初手でつまづいてしまう日系企業はとくに多いです。


状況を見極めてすばやく意思決定している

韓国ビジネスは早期決定を望む傾向があるため、意思決定のスピード感も大切です。韓国には빨리빨리(パリパリ)」と呼ばれる独自の文化があり、何事も「早く早く」進めることを重視しています。


このパリパリ文化はビジネスにおいても顕著で、フットワークが重い企業はうまくいかない傾向です。日本はよく吟味し熟考した上で決断する傾向がありますが、韓国のビジネスマンにとっては「結論を待たされている=軽んじられている」と受け取られてしまう可能性もあります。


丁寧な仕事で質の高さを重視する日本と、取り掛かり・完了の素早さを重視する韓国は、実は正反対のビジネススタイルを持っているのです。


日本よりもトップダウンな社風がある

先述したように、韓国では上下関係を重視する傾向があるため、日本よりもトップダウンな社風が多いです。日本では、意見をまとめるため社内で調整して最終決定する傾向がありますが、韓国ではトップに裁量権があるため、GOサインが出たらすぐに実行されます。


もちろん韓国でも組織内で協議しているのですが、そのスピード感が違うのです。日本では窓口となる営業マンにアプローチするのが一般的ですが、韓国では決裁者を握っておくことがビジネス成功のカギとなります。


韓国にローカライズしたマーケティング戦略がある

韓国ビジネスに成功する日系企業は、的確にローカライズしたマーケティング戦略を持っています。SNSや検索エンジンを活用したSEO・広告マーケティングなど、韓国のエンドユーザーへ効果的なプロモーションを実践しているのです。


具体的な手法の1つとしては、有名ブロガーやインスタグラマーの起用などが挙げられます。韓国では「NAVER」と呼ばれる自国の検索サイトがトップシェアを誇っており、国内向けのSEOが通用しない傾向があるのです。


韓国向けのSEO・SNSマーケティングについては、以下の記事も参考にしてください。

韓国検索エンジントップシェア4選!NAVERの活用法やGoogleとの違いをご紹介


【2024最新版】韓国人気SNSランキングTOP5|マーケティングを成功させるコツ



【成功事例に学ぶ】韓国ビジネス成功のコツ

最後に、日系先行企業の事例を2つ紹介し、韓国ビジネスに成功するコツについて解説していきます。紹介する事例は以下の通りです。


  1. 越境EC|IT&BASIC Japan株式会社

  2. 食品事業|カルビー株式会社


韓国ビジネス先行企業の成功事例①越境EC

IT&BASIC Japan株式会社」は、まず韓国インバウンドをリサーチし、日本の薬局で買える市販薬・化粧品が韓国人のお土産として人気があることを把握しました。この需要に対する供給として、コロナ禍を期に韓国向けの日本製医薬品の越境EC事業を開始したのが背景です。


同社はインタビューで、韓国のメイン検索エンジン「NAVER」を玄関口として活用したのが成功のコツだと話しています。NAVERブログでレビュー記事を作成したり、NAVERショッピングで上位表示されるようSNSマーケティングを強化したことなどが効果的であったようです。


参照:Digima「自社倉庫とNaver活用がカギ!韓国でのニーズに応える「越境EC」事業


韓国ビジネス先行企業の成功事例②食品事業

カルビー株式会社」のスナック食品事業も、韓国ビジネスで大きな成功を収めています。カルビーは2011年に「ヘテカルビー」を韓国に設立し、2014年には韓国版の「ポテトチップスしあわせバター味」「ハニーバターチップ」の大ヒット商品を生み出しました。


カルビーは、2003年に韓国ビジネスへといち早く参入した企業です。この事業が成功した理由としては、韓国国内第3位の「ヘテ製菓」とライセンス契約をし、強力なビジネスパートナーを獲得したことが大きいでしょう。


さらに、合弁会社を立ち上げたことにより、現地スタッフの声を吸い上げやすくなったことも大きく影響しています。現地人に好まれる味のテイストを忠実に再現できたのが、大ヒット誕生へのターニングポイントとなりました。


参照:中央日報「『韓国で品切現象呼んだスナック』…カルビー、韓国に工場を新設へ

  カルビー「ヘテ・カルビー、原州(ウォンジュ)市に『文幕(ムンマク)第二工場』竣工




よくある質問

よくある質問を下記にまとめました。


  • 韓国のデジタルマーケティングにおける最新のトレンドは何ですか?


  • 韓国で認知を広げたいのですが、どのようにプロモーションすれば良いですか?

  • インスタのハッシュタグで、インバウンド集客をするにはどうすれば良いでしょうか?

  • 動画配信サイトに広告を出したいのですが、韓国では何が人気でしょうか?



韓国のデジタルマーケティングにおける最新のトレンドは何ですか?

韓国のデジタルマーケティングにおける最新のトレンドは、以下の記事をご参考ください。


【2024年版】韓国のデジタルマーケティングトレンド | データを基に最新情報を解説


韓国で認知を広げたいのですが、どのようにプロモーションすれば良いですか?

以下の記事で、韓国プロモーションの施策と注意点について解説してますので、ご参考ください。


【2024年版】韓国へ認知を広げるプロモーション施策3選|データをもとに解説


インスタのハッシュタグで、インバウンド集客をするにはどうすれば良いでしょうか?

以下の記事で、訪日韓国人に人気の韓国語ハッシュタグ10選や、47都道府県を韓国語にしたハッシュタグを紹介していますので、ご参考ください。


韓国語ハッシュタグを使ったインスタ活用術|インバウンドを意識したSNS運用のコツ


動画配信サイトに広告を出したいのですが、韓国では何が人気でしょうか?

韓国で人気のある動画配信サービスや特徴に関しては、下記の記事で紹介していますのでご参考ください。


【マーケティングに使える】韓国で人気の動画配信サイト5選|韓国OTT市場の特徴と動向



韓国ビジネス進出・デジタルマーケティングならTheDigitalXにご相談ください

弊社では、デジタルマーケティングのプロフェッショナルの観点から、韓国ビジネス進出のお手伝いが可能です。各国にネイティブのマーケターが所属しているため、ネイティブな施策や情報提供、マーケティング施策を提案いたします。


とくに韓国におけるビジネスシーンは、文化や価値観についての深い理解が必要です。韓国ビジネスに精通した弊社に、ぜひ一度ご相談ください。



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