24/8/25
ベトナムのKOL(インフルエンサー)マーケティングの現状と人気のKOLを紹介!
「ベトナムのKOLの市場規模ってどのくらいなの?」
このような疑問のある方へ向けて、本記事では以下の内容を解説します。
ベトナムにおけるKOLマーケティングの現状
ベトナムで人気のKOLを種類別で紹介
ベトナムでKOLを行う際の注意点
記事内で、日本と比べたベトナムのKOL市場やベトナムの消費者の特性についても、データ をもとに解説していますのでご参考ください。
ベトナムにおけるKOL(インフルエンサー)マーケティングの現状
statistaの調査によると、ベトナムのインフルエンサー広告市場における広告支出は、2024年に8,702万米ドル(129.6億円)、2029年までに1億4,710万米ドル(219.1億円)に達すると予測されています。(年間成長率11.07%)
対して日本は、2024年に8億6,000万米ドル(1,268億円)、2029年には13億9,000万米ドル(2,049億円)となっています。人口 で比較すると、ベトナムは日本の0.8倍ではありますが、KOL市場においては1/10程度の規模となっており、今後も伸びしろがあることが伺えます。
また、statistaの別の調査では、インフルエンサーが推薦した商品のカテゴリとして、女性回答者の69%が化粧品、男性回答者の60%が衣料品を購入したとの回答がありました。
したがって現状ベトナムでは、化粧品が衣料品系のジャンルにおいてKOLマーケティングが効果的であると言えるでしょう。
KOLとは
KOLは「Key Opinion Leader」の略で、消費者に対して強い影響力を持つ人物を指します。KOLは、一般的なインフルエンサーとは異なり、特定の専門分野に特化したインフルエンサーを指します。このKOLを活用するマーケティング手法をKOLマーケティングと呼びます。
KOLは特定の業界や専門分野に精通しているため、通常のインフルエンサーよりも高い信頼性を持ち、フォロワーに対する影響力が強いのが特徴です。これは、KOLが提供する情報が専門的な知識に基づいており、フォロワーにとって価値が高いと認識されるためです。
さらに、KOLに類似する用語としてKOC(Key Opinion Customer)があります。KOCとは、一般の消費者が自らの経験に基づいて製品に関する口コミを投稿し、他の消費者に影響を与える人物を指します。
KOL(インフルエンサー)の種類別のメリット&デメリット
以下のKOL(インフルエンサー)のメリット&デメリットを解説します。
メガインフルエンサー
マクロインフルエンサー
ナノインフルエンサー
メガインフルエンサー
メガインフルエンサーとは、100万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーで、SNS上で強力な影響力を持ちます。
このメガインフルエンサーを活用することで、短期間で多くの視聴者にリーチし、ブランドの知名度を急速に高められます。
しかし、フォロワーとの関係が希薄であるため、コンバージョン率が低くなりやすく、さらには高額な費用がかかるため、予算が限られている企業には負担が大きいです。
さらに、発言や行動が大きな影響を持つため、ネガティブな印象がブランドに悪影響を及ぼすリスクもあります。
マクロインフルエンサー
マクロインフルエンサーとは、1万~100万人のフォロワーを持つインフルエンサーを指し、視聴者との関係性が非常に密接な点が特徴です。彼らは視聴者ニーズを重視しているため、スポンサー投稿であっても、視聴者にとって関連性のないものは避けることが多いです。
マクロインフルエンサーを活用するメリットとして、メガインフルエンサーに比べてコストが抑えられる点があります。また、視聴者との深い関係性により、エンゲージメント率やコンバージョン率が高くなる傾向があり、費用対効果の面で優れているのが魅力です。一定のリーチを保ちながらも、ターゲット層に直接訴求できるため、中規模のキャンペーンに最適です。
一方で、マクロインフルエンサーは多様なテーマで投稿を行うことが多く、ターゲティングの精度にばらつきがある場合もあります。すべてのマクロインフルエンサーに高いエンゲージメントやコンバージョンを期待できないため、適切なインフルエンサーの選定が重要です。そのため、選定には十分なリサーチと戦略が求められます。
ナノインフルエンサー
ナノインフルエンサーとは、フォロワー数が1万人未満の新興インフルエンサーを指します。このナノインフルエンサーは、フォロワーと非常に密接な関係を築いており、特定のニッチ市場に対して強い訴求力を持つことが特徴です。
最大のメリットは、フォロワーとの強い信頼関係にあります。この信頼により、ナノインフルエンサーの推薦は視聴者の購買意欲を高める効果が大きく、マクロやメガインフルエンサーと比較しても、よりパーソナルで影響力のあるコミュニケーションが可能です。
また、コスト面でもナノインフルエンサーは最も費用が抑えられるため、マーケティング予算が限られている企業にとって魅力的 です。
一方で、フォロワー数が少ないため、リーチできる人数が限られるといったデメリットがあります。しかし、この課題は複数のナノインフルエンサーを同時に起用することで解決可能です。適切なナノインフルエンサーを選び連携させることで、広範囲にリーチし、効果的なマーケティングキャンペーンを展開できます。
ベトナムで人気のKOL(インフルエンサー)のアカウントを種類別で紹介
ベトナムで人気のKOL(インフルエンサー)のアカウントを種類別で紹介します。
メガインフルエンサー
マクロインフルエンサー
ナノインフルエンサー
メガインフルエンサー
以下のメガインフルエンサーについて紹介します。
Đen Vâu
Pamela Hải Đường