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24/12/16

【2024年データ考察】ベトナムで人気のSNS|マーケティングを成功させるには?

【2024年データ考察】ベトナムで人気のSNS|マーケティングを成功させるには?

ベトナムではFacebookやTikTok、YouTubeのユーザー数が多く、人気のSNSとなっています。



SNS

ユーザー数

広告リーチ数

1位

Facebook(フェイスブック)

7,270万人

73.3%

2位

TikTok(ティックトック)

6,772万人

86.3%

3位

YouTube(ユーチューブ)

6,300万人

63.5%

4位

Facebook Messenger

5,450万人

69.5%

参考:https://datareportal.com/reports/digital-2024-vietnam


日本では、LINE、X(Twitter)、Instagramの利用率が高いことから、ベトナムと大きく異なることが伺えます。

デジタルマーケティングに18年以上携わってきたThe Digital Xが、ベトナムと日本のSNS事情を比較しつつ、ターゲットへ効果的にアプローチするためのヒントをお伝えします。




[著者]:The Digital X編集部海外におけるデジタルマーケティングのプロ集団である合同会社The Digital Xのメンバーが手掛けるブログです。著者の詳しいプロフィールはこちらから

ベトナムの市場最新動向

【基礎知識】ベトナムのインターネット・SNS事情

ベトナムのインターネット事情・SNS事情について詳しくみていきましょう。人口推移やインターネット・SNSの利用率を日本と比較しつつ、ベトナム独自の傾向を解説していきます。


  1. ベトナムと日本の人口推移・SNS利用率

  2. PCでなくスマホからのアクセスがメイン

  3. 費やす時間とよく見るSNSの傾向


【日本との比較】ベトナムの人口推移とSNS利用率

ベトナムでは、SNSやインターネットの利用率が非常に高く、ビジネスシーンでも積極的に活用されています。以下は2024年時点のベトナムにおける年齢別の人口です。

年齢層

割合

0~4歳

7.2%

5~12歳

12.0%

13~17歳

7.1%

18~24歳

9.7%

25~34歳

15.7%

35~44歳

15.6%

45~54歳

13.1%

55歳~64歳

9.9%

65歳以上

9.8%

引用:DATAREPORTAL「DIGITAL 2024:VIETNAM


現在ベトナムの総人口は9,919万人であり、2023年から2024年の1年間だけで約66万人も増加しています。人口の年齢中央値は33歳で、男女比は女性50.6%・男性49.4%です。また、ベトナム総人口の約8割がインターネットに精通しています。


ベトナムでインターネットを利用している人口は7,793万人で、そのうちの7,000万人、総人口の71%がSNSの利用者です。18歳以上の年齢層においては、約90%がSNSを活用しています。


引用:総務省統計局「人口推計 2024年(令和6年1月報)


一方日本の総人口は1億2,435万人ですが、2011年以降13年連続で人口が減少し続けており、その減少幅は拡大傾向にあります。また、インターネット利用率は84.9%、SNS普及率は78.7%と高いですが、2023年には15歳未満の割合が11.4%と過去最低になりました。


PCではなくスマホからのアクセスがメイン

ベトナムでは、インターネットユーザーの多くがPCを所持しておらず、スマホからアクセスしている傾向があります。ベトナムにおける携帯電話の契約率は2022年時点で148%、2024年時点で169.8%です。携帯電話の利用者の大半がプリペイド契約をしており、1人につき複数枚のSIMを所持していることが要因となっています。


スマホを介したインターネットへのアクセスがメインになるため、ベトナムでは自撮りや音声コミュニケーション、動画などのスマホ由来のコンテンツが人気です。


参考:DATAREPORTAL「DIGITAL 2024:VIETNAM


費やす時間とよく見るSNSの傾向

ベトナム人が1日に費やすインターネットアクティビティの時間は6時間18分で、ゴールデンタイムは19~21時とされています。そのうち、SNSに費やす時間は約2時間25分で、日本の約2時間12分よりもやや多いです。


以下はベトナム人がよく見るSNSを、費やす時間の多い順に並べたものになります。


  1. TikTok

  2. Facebook

  3. YouTube


ベトナムでは動画文化が圧倒的に人気で、とくに若者を中心に拡散されている傾向です。


参考:DATAREPORTAL「DIGITAL 2024:VIETNAM



ベトナムで人気のSNSランキングTOP4

まずは、ベトナムで人気の高い注目SNSからみていきましょう。「DATAREPORTAL」の2024年調査を参考に以下のTOP4をピックアップし、SNSを使った広告リーチ数もあわせて一覧にしました。



SNS

ユーザー数

広告リーチ数

1位

Facebook(フェイスブック)

7,270万人

73.3%

2位

TikTok(ティックトック)

6,772万人

86.3%

3位

YouTube(ユーチューブ)

6,300万人

63.5%

4位

Facebook Messenger

5,450万人

69.5%

参考:DATAREPORTAL「デジタル2024:ベトナム


上記からは、もっともユーザー数の多いSNSが「Facebook」広告リーチ数が高いのが「TikTok」ということがわかります。一方で世界的に人気の高いInstagramですが、ベトナムではユーザー数が1,090万人と比較的少なく、広告リーチも11.0%と低めの傾向です。


また、ベトナム独自のプラットフォームである「Zalo」も普及率が高い傾向があります。Zaloの普及率はFacebookと肩を並べており、ベトナム人にとって身近なSNSであることが伺えるでしょう。


日本のSNS利用率は、以下の通りです。


SNS

ユーザー数

広告リーチ

1位

LINE(ライン)

9,600万人

-

2位

You Tube(ユーチューブ)

7,860万人

-

3位

X/旧Twitter(エックス/旧ツイッター)

7,340万人

59.7%

4位

Instagram(インスタグラム)

5,545万人

45.1%

5位

Facebook(フェイスブック)

1,575万人

-

参考:DATAREPORTAL「デジタル2024:日本


日本国内では「LINE」の利用率が圧倒的であり、次いで「YouTube」や「Instagram」が人気です。一方「Facebook」や「TikTok」の割合は低く、ベトナムとは対照的なSNSの利用率です。


ここからは、ベトナムで人気の上記4つのSNSと、ベトナム発祥のSNS「Zalo」について紹介していきます。


Facebook(フェイスブック)

公式サイト


「Facebook」は、2004年に設立した実名登録のSNSです。プライバシー機能が充実していることから瞬く間に人気となり、世界で23億人以上の月間利用人数を誇ります。


Facebookはベトナムでも人気が高く、ユーザー数は7,270万人で、そのうちの約7割に広告リーチが可能です。ベトナム人の芸能人や有名人、インフルエンサーなどもファンとつながるアカウントを作成して活躍しています。


Facebookは実名登録の性質から、名刺代わりにアカウントを使う人も多いです。ほかのSNSよりも居住地や勤務先、職業などの詳細なユーザー情報が取得できるため、広告運用時により効果的なターゲティングができるメリットがあります。



以下では、無料でSNS平均利用時間やWebサイトへアクセス数の多いSNSなどのデータを基に、より詳細まで解説をしていますのでご参考ください。


ベトナムの市場最新動向


TikTok(ティックトック)

公式サイト


「TikTok」は、若い世代を中心に爆発的に広まった「ショート動画」の投稿型SNSです。ユーザーが投稿するのは動画コンテンツのみで、短時間で多くの情報を伝えられるメリットがあります。ベトナムでは2番目に人気が高く、ユーザー数は6,772万人です。広告リーチ数はもっとも高く、86.3%の高数値をキープしています。


YouTubeへ誘導するために、TikTokのショート動画を活用することで、異なる属性のターゲットの集客をできたり、相互にフォロワーや視聴者数の増加も可能です。


YouTube(ユーチューブ)

公式サイト


「YouTube」は、アメリカのGoogle社が2005年に開設した動画共有プラットフォームです。現在は世界で10億人以上がユーザー登録している、大規模なSNSへと発展しました。


ベトナムにおけるユーザー数は、2019年の時点では約4,500万人でしたが、現在は6,300万人まで増加しています。1日の平均利用時間は2.65時間であり、これはベトナムのインターネット利用平均時間の3分の1以上の割合です。


日本国内におけるユーザー数は約7,120万人であり、YouTubeの国別ユーザー数第2位を誇ります。しかし、1日の平均利用時間は53.4分と少なく、ベトナムの約3分の1程度です。


ターゲットとの信頼の構築や教育にもつながるため、BtoB、BtoCともにコンバージョンに寄与するチャネルです。


Instagram(インスタグラム)

Instagramのトップページ
(出典:https://www.instagram.com/)

公式サイト


「Instagram」は2010年に設立した画像共有プラットフォームで、アメリカの「Meta」が運用しています。写真や動画がメインのSNSであり、コンテンツと関連する「#(ハッシュタグ)」を活用するのが特徴です。日本では約6,600万人が利用しており、49%の普及率を誇ります。


ベトナムにおけるユーザー数は意外にも少ない1,090万人程度ですが、ベトナム人インスタグラマーを起用したプロモーションなどは効果が見込めます。また、ユーザーが検索しそうなキーワードをハッシュタグに設定することで、より多くのリーチを集めることも可能です。


Zalo(ザロ)


公式サイト


「Zalo」は2012年にリリースしたベトナム発祥のSNSです。2023年時点におけるアクティブユーザー数は7,500万人であり、総人口の75%が使っているといわれています。


ベトナムでは音声によるコミュニケーションが重視される傾向があり、Zaloはその機能を強化しているのが人気の理由です。LINEとFacebookを掛け合わせたような性質を持っており、音声メッセージだけでなくグループチャットや位置情報確認機能なども搭載されています。


Facebookのビジネス利用が多いのに対し、Zaloはプライベート利用がメインのSNSです。乗車券や交通予約、光熱費やインターネット料金の支払いなどもおこなえるため、生活に欠かせないアプリとして親しまれています。


Zaloの利用者の多くはベトナム人のため、コンテンツをローカライズすることで、効果的なマーケティングが可能です




ベトナムSNSマーケティングを成功させるには?

最後に、ベトナムでSNSマーケティングを検討している方に向けて、成功させるためのポイントを3つ紹介していきます。


  1. ベトナムSNSユーザーの傾向を把握

  2. 現地の消費者感覚や言語に合わせたコンテンツ・クリエイティブを作成

  3. ベトナム人インフルエンサーの起用


上記はベトナムのWebマーケティングにおいて有効とされている手法です。施策を始める前に、しっかり把握しておきましょう。


ベトナムSNSユーザーの傾向を把握

SNSに限らず、ベトナムのインターネットユーザーは家族とのコミュニケーションを重視する傾向があります。「離れている家族や親戚、兄弟などに近況報告をするためにSNSを活用する」という人も多いです。


地方出身者の中にはカメラに馴染みがなかったという人も多く、幼少期の写真が少ないというケースも少なくありません。そのため、「子供や孫のために写真を残してあげたい」という気持ちから動画・画像投稿をするケースも多いでしょう。


一方で、SNSを出会い目的で活用するケースもあるようです。ベトナムのFacebookやZaloにマッチング機能があることからも、その積極性が伺えます。


現地の消費者感覚や言語に合わせたコンテンツ・クリエイティブを作成

認知やコンバージョン獲得につなげるなら、ベトナム現地の消費者感覚や言語に合わせたコンテンツ作成は必須です。単に翻訳ツールで翻訳しただけでは、現地ユーザーに刺さるコンテンツ・クリエイティブは作成できません。


海外版のクラウドソーシングで制作することも可能ですが、マーケター目線でのコンテンツのチェックも必要です。もしお困りでしたら現地のマーケターと共同で進めるので、弊社へお問い合わせください。



ベトナム人インフルエンサーの起用

ベトナム人を起用したインフルエンサーマーケティングも有効です。ベトナム人はつながりを大切にする傾向があるため、消費者の口コミやレビューに対する信頼性が高い特徴があります。


「インフルエンサーによるプロモーションを見て同じ商品を購入した」という経験があるユーザーは7割以上です。ターゲット層の親近感が湧くようなインフルエンサーを起用できれば、より効果的に運用できるでしょう。




よくある質問

よくある質問を下記にまとめました。


  • ベトナムでビジネスを失敗する日本企業の特徴について教えてください。

  • ベトナムのインフルエンサーのinstagramアカウントを教えてください。

  • ベトナムで越境ECをしたいのですが、現状を教えてください。


ベトナムでビジネスを失敗する日本企業の特徴について教えてください。

ベトナムでビジネスを失敗する日本企業の特徴について、以下で解説していますのご参考ください。


【2024年最新】ベトナムビジネス進出のために知っておくべき基礎知識


ベトナムのインフルエンサーのinstagramアカウントを教えてください。

ベトナムのインフルエンサーのInstagramアカウント5選を、以下の記事で紹介していますのでご参考ください。


【2024年版】ベトナムのInstagramの利用者数&インフルエンサー広告の現状を解説


ベトナムで越境ECをしたいのですが、現状を教えてください。

ベトナムのEC市場は急速に成長しており、2024年には139億米ドル(2024年6月時点で2兆2,350億円)まで伸びると予測されています。詳細は以下の記事をご参考ください。


【2024年版】ベトナム市場の越境ECで人気プラットフォーム4選を紹介


ベトナムの市場最新動向

まとめ

本記事ではベトナムのSNSについて解説しました。


しかし実際のところは、商材や狙いたいターゲット、競合性などを考慮してチャネルを選定しないと、費用対効果が合わないこともあります。


つまりSNS以外が効果的な場合もあります。


弊社では、ベトナムの現地マーケターと日本国内のスペシャリストが最適な戦略をご提案し、目標達成までの実行まで一気通貫で伴走いたします。


だからチャネル選定はもちろんのこと、以下のようなお悩みに対しても支援可能です。


  • そもそもベトナムで商材が売れるか判断できない


  • 現地の消費者感覚を意識した英語コンテンツやクリエイティブを作成できない


  • 既存のプロジェクトでアクセスは集まったけど、コンバージョンにつながらない


お悩みの企業様は下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。


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