2025年1月13日
【2024年版】インドネシアのSEO対策の状況|対策言語や注意点も解説

結論、インドネシアで最も使用されるWebサイトがGoogleである上、顧客がブランドを認知する媒体として検索エンジンがNo.1のため、SEOは効果的です。
本記事では、インドネシアのSEO対策の状況についてデータをもとに詳細を解説します。
インドネシアのSEO対策の状況
インドネシアで最も使用されるWebサイトはGoogleで、2位のYouTubeの2倍以上も月間訪問者数がいます。

(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-indonesia)
とはいえ2位のYouTubeも月間訪問者数がGoogleに次いで多いため、並行して対策できるとより多くのユーザーにアプローチできます。
その理由として、YouTube運用して動画リンクを掲載することでSEO評価の面でもプラス要因となる上、SEOコンテンツの内容を比較的動画に展開しやすいからです。
続いて、以下の日本のデータと照らし合わせてみると、インドネシアの人口は日本の2倍ですが、日本のGoogleの月間訪問者数の6割程度となっています。

(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-japan)
次は、顧客がブランドを認知する媒体に関してのデータです。

(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-indonesia)
検索エンジンが40.5%と最も多いため、インドネシア進出する上でSEOを実施することが重要だと言えます。
インターネットで調査すると、インドネシアの公用語はインドネシア語で、EFによると英語は低い英語能力とされています。
実際の現場の声(契約社員より) 実際は、検索市場を見ていると、実際は英語とインドネシア語は半々という印象です。 感覚的にtoBは英語、toCはインドネシア語で対策することが多い傾向があります。 この辺りは商材などによるので、ぜひ一度弊社にご相談ください。 |
インドネシアの検索エンジンの利用率に関しては、以下の記事で詳細を解説していますので、ご参考ください。
【2024年版】インドネシアで人気の検索エンジンと利用状況を解説
インドネシアを始めとする海外SEO対策の注意点
インドネシアを始めとする海外SEO対策の注意点に関して、以下を解説します。
言語を翻訳しただけでは現地で検索されるキーワードにはならない
海外の検索ニーズに最適化した構成案を作成する
現地に近い場所のサーバーを選定しないと、ページの表示速度が遅くなる
既存のドメインもしくはサブドメイン、新規ドメインを使用する
言語を翻訳しただけでは現地で検索されるキーワードにはならない
言語を翻訳しただけでは、現地で検索されるキーワードにはなりません。
そのため、キーワードプランナーやUbersuggest、ahrefsなどのツールで対象国を指定し、対象となる言語でキーワードを調査する必要があります。
その上で、狙いたいキーワードで検索してみて、競合になりそうなWebサイトをピックアップし、競合サイトから抽出することで、効果的に調査できます。
海外の検索ニーズに最適化した構成案を作成する
国内向けにコンテンツ制作を作成し、同じ内容をそのまま翻訳して海外向けに公開するケースが多いですが、海外の検索ニーズに最適化した構成案を作成しないと、上位表示が難しくなります。
そのため、検索結果や上位表示の構成 案を確認して検索ニーズを調査し、一からコンテンツ作成を行う必要があります。
とはいえ、キーワードによっては国内向けのコンテンツ内容を一部使えるので、全部を書き直すわけではありません。
現地に近い場所のサーバーを選定しないと、ページの表示速度が遅くなる
現地に近い場所にあるサーバーを選定しないと、ページの表示速度が遅くなり、ユーザーの離脱率が高まることで上位表示が難しくなる恐れがあります。
特にインドネシアの場合は、17,000以上の島々から成る島国で、国土面積は日本の約5倍あることから、サーバーの配置場所が表示速度に影響を与える可能性があります。
したがって、インドネシア国内もしくは近隣国で展開されているサーバーが理想です。
もし日本のサーバーを使用した場合、アクセス制限の対象になるケースもあります。
既存のドメインもしくはサブドメイン、新規ドメインを使用する
海外SEOにて、既存のドメインのサブディレクトリもしくはサブドメイン、新規ドメインを使用する場合のメリットやデメリットを以下にまとめました。
運用ドメインの種類 | メリット | デメリット |
既存ドメインのサブディレクトリ | 別サーバーを利用すれば表示速度に影響はでない上、これまで積み上げたサイトの信頼性はそのままのため、短期間で成果が出る可能性がある | ccTLDがco.jp(日本企業用)の場合、SEO効果が薄まり、対象国での上位表示が難しくなる可能性 |
既存ドメインのサブドメイン | 各国や各言語のコンテンツを独立して管理可能な上、メインドメインの影響を受けるため、インデックスが早い傾向にある |