2024年5月16日
親日国ランキングTOP20選!各国の日本との関係性も解説します
グローバル化が進む中、気になるのが「世界の中での日本の立ち位置」ではないでしょうか?
とくに、日本のことを好きな国、いわゆる「親日国」について知っておくことで、旅行先の決定やインバウンド需要の取り込みなど、さまざまなことに役に立つはずです。
そこでこの記事では、当サイトが独自にまとめた「親日国ランキング」を紹介していきます。
各地域ごとの親日度とは?
具体的な親日国を知ることも大切ですが、主要な地域や国ごとの親日度合いについて知っておくことも大切です。
ここでは、外務省が毎年実施している「海外における対日世論調査」という統計データを用いて、親日に関わる情報をまとめてみました。
下記の表では、
・アメリカ
・ASEAN(東南アジア諸国連合)
・インド
・オーストラリア
・中南米7カ国
に対して、
・友好関係にあるかどうか
・信頼できるかどうか
という質問をして、「はい」と答えた方の割合をまとめています。
アメリカ | ASEAN | インド | オーストラリア | 中南米7カ国 | |
友好関係にある | 87% | 91% | 97% | 80% | 77% |
信頼できる | 88% | 91% | 96% | 79% | 83% |
出典:海外における対日世論調査
※ASEAN:インドネシア、カンボジア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスの10カ国
※中南米7カ国:メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、コロンビア、ボリビア、ウルグアイ、トリニダード・トバゴの7カ国
ご覧のように、日本にとって最も馴染みがあるアメリカでは、90%弱の方々が「友好関係にある」「信頼できる」と答えています。
一方で、アメリカよりも東南アジア諸国のASEANやインドの方がより親日度が高いのは少し意外かもしれません。
親日度ランキングTOP20選
ここからは、親日国ランキングトップ20を紹介していきます。
1位から順番にチェックしていきましょう。
1位:タイ
親日国が多いASEANの中でも、最も親日度が高いのがタイです。
数百年に渡る国同士の友好関係により、観光だけでなく、文化面での交流が深いのが親日国である最大の理由だといえます。
とくにアニメ人気が非常に高く、アニメをより楽しむために日本語を学習するタイ人も多いほどです。
2位:インドネシア
インドネシアも有数の親日国として知られています。
戦後の経済的な結びつきやインフラ整備により関係が深まり、現在はアニメや漫画など文化の面で日本に親しみを持ってくれているのが特徴です。
3位:台湾
言わずと知れた親日国である台湾は3位にランクイン。
東日本大震災が発生したとき、真っ先に台湾が支援を表明してくれたことが示すように、民間だけでなく国レベルでの結びつきも非常に強いのが特徴です。
地理的に非常に近いという理由で、両国民の旅行先としても常に人気を博しています。
4位:フィリピン
他のASEAN諸国と同様、フィリピンも戦後以降の友好関係から親日国として知られています。
日本のODA(政府開発援助)や災害支援などが官民ともに評価されており、日本企業の進出も非常に活発です。
また、アニメや日本食がとても人気なのも親日に影響を与えており、今後も有数の親日国としてあり続けることが予想されます。
5位:ベトナム
ベトナムはASEANの中でもとくに経済や人的交流での関わりが強い国です。
とりわけ、ベトナムから派遣される技能実習生が非常に多く、日本国内で経験と技術を学び、帰国していきます。
その中で日本食や日本文化の魅力に触れ日本を好きになってくれれば、今後より一層親日度が増していくことでしょう。
6位:シンガポール
「マーライオン」でお馴染みのシンガポールも、親日国として知られています。
他のASEAN諸国と同様にアニメや漫画の人気もさることながら、「日本食」の人気が非常に高いのがシンガポールの特徴。
小さな国土のなかに和食レストランが多数存在しており、日本食目当てでの旅行者も後を絶たないと言います。
7位:マレーシア
マレーシアも他のASEAN諸国と同様に、経済、文化の結びつきが非常に強いです。
近年の急激な経済成長により、マレーシアからの来日旅行者は今後ますます増えていくでしょう。
また、ASEAN諸国のなかでも日系の化粧品やサロンの人気が高いのも特徴の1つです。
8位:アメリカ
国同士の結びつきが極めて強く、「親日国」という枠組み以上の関係性があるのがアメリカです。
言わずと知れた日本最大の同盟国であり、経済、文化、食など、ありとあらゆる面で交流が活発。
今後も両国の結びつきが崩れることはないでしょう。
9位:フランス
ヨーロッパのなかでも有数の親日国として知られているのがフランスです。
最大の特徴は、日本のアニメや漫画、いわゆる「ジャパニメーション」の評価の高さ。
単なるファンを超えた「熱狂的」とも言えるほどのフランス人が多く存在しており、日本への愛は他のヨーロッパ諸国の追随を許しません。
10位:オーストラリア
カンガルーやコアラでお馴染みのオーストラリアは、「ワーキングホリデー」という形で両国の若者の交流が盛んです。
また、桜やウインタースポーツなど、オーストラリアでは楽しめない景色やアクティビティが人気なのも特徴の1つ。
国レベルでは、天然資源が豊富なオーストラリアから石炭や鉄鉱石、天然ガスなどの輸入が盛んで、多くの日系企業が進出しています。
11位:ブラジル
20世紀初頭に多くの日本人がブラジルに渡って以降、多くの「日系ブラジル人」がブラジルに在住しています。
こうしたことを背景に、食文化など日常生活レベルでの結びつきが極めて強く、単なる「親日」という枠組みでは語りきれないほど、両国の結びつきは強固です。
また、サッカーやバレーボールなど、世界的なスポーツにおける人的交流が盛んな点は、他の国
には見られない特徴です。
12位:カナダ
アメリカの隣国であるカナダも年々親日度を高めている国の1つです。
アメリカを追随するように、寿司やラーメンなどの日本食レストランが都市部に多く存在し、日本文化が確実に浸透しつつあります。
13位:メキシコ
日本ではあまり馴染みのないメキシコですが、親日度合いは世界のなかで見ても高い部類に入ります。
とくに自動車や電化製品での結びつきが強く、他の親日国と同様に、「メイド・イン・ジャパン」の評価が非常に高いです。
14位:イタリア
イタリアは日本人のヨーロッパへの旅行先として常に上位にランクインしていますが、イタリアからの来日観光客も後を絶ちません。
イタリア特有の美食や自然を愛する文化的な側面が、和食や四季への興味関心を持つきっかけとなっています。
15位:ドイツ
古くから国レベルでの結びつきが強いドイツも親日国の1つです。
自動車、機械、化学系の貿易で強い結びつきを持っており、両国の企業が互いに積極的に参入しています。
16位:ニュージーランド
オセアニア地方のニュージーランドは、水産関係で日本と結びつきが強い親日国です。
進行形で経済発展を果たしている国でもあり、日本からの積極的な投資が行われています。
もちろん、ニュージーランド国内における日本文化への認知度は高く、オーストラリアと同様、ワーキングホリデーでの人的交流も盛んです。
17位:韓国
「親日」という観点に立つと、非常に評価が難しいのが韓国という国です。
国同士の関係性はなんとも言えませんが、少なくとも民間レベルでの結びつきは非常に強固。
両国間の旅行者の数はトップクラスに多く、文化的な結びつきはいうまでもありません。
「親日」「反日」という2つの側面を持つ国、それが韓国という国ですが、今後も両国は民間レベルで強く関係しあうことでしょう。
18位:オランダ
鎖国時代の日本が、唯一外交を継続していた国として知られているオランダも、ヨーロッパ有数の親日国です。
文化的交流もさることながら、ビジネスや学術分野での交流も盛んで、共同研究やインターンシップという形で多くの人的交流が行われています。
19位:イギリス
イギリスは日本と歴史的な結びつきが強く、昔から親日国であり続けています。
長期間に渡り日英同盟という形で友好的だったこともあり、国レベルはもちろん「皇室と英王室」という他の国では見られないような関係性が見られるのも特徴です。
20位:スウェーデン
幸福度ランキングで常に上位ランクインしているスウェーデンも、忘れてはいけない親日国の1つです。
他のヨーロッパ諸国と同様、日本の文化が評価されている一方で、地方自治体間の「姉妹都市」としての交流が活発に行われていることでも知られています。
まとめ
今回は親日国を20カ国、ランキング形式で紹介してきました。
日本という国は改めて多くの国に愛されていることが実感できたのではないでしょうか?
今後もより多くの国に親日でいてもらえるような、そんな国を目指していきたいものですね。
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