2024年7月17日
【2024年最新版】マレーシアの人気SNS事情を徹底解説!日本との違いを理解しよう
近年成長が目覚ましい東南アジア諸国のなかでも、着実に存在感を高めているのがマレーシアです。
インドネシアやタイと比べるとやや規模は小さいながらも、若年層の割合が非常に高いため、SNSを通じたマーケティングでビジネスチャンスを最大化できます。
SNS利用者数
人気のSNS
人気のSNS企業アカウント
マレーシアのSNS事情にまつわる上記の点について、デジタルグローバルマーケティングのプロフェッショナルの視点から、実体験も交えてわかりやすく解説していきます。
マレーシアのSNS全体の利用者数
マレーシア | 日本 | |
人口 | 3,467万人 | 1億2,300万人 |
若年層人口 | 920万人(28.1%) | 2,390万人(19.5%) |
SNS利用者数 | 3,070万人(88.5%) | 8,600万人(70%) |
出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-malaysia
出典:https://www.meltwater.com/en/blog/social-media-statistics-malaysia
マレーシアの人口は3,500万人程度であり、このうち15歳から34歳の若年層は539万人、割合にしておよそ30%です。
日本と比較しても若年層の割合が高く、また国民の大半がSNSを活用していることがわかります。
また、マレーシア人の国民性については、実際にマレーシアを訪れると下記のような特徴を持っていることを理解できます。
イスラム教が国教
国の教育による日本へのリスペクト
Made in Japanに対する強い信頼
マレー系が強い政治的影響力を持っている
イスラム教やムスリムと聞くと、どうしても過激なイメージを持ってしまいますが、実際は大半の人々は穏やかで、過激派は一部に過ぎません。
多くのマレーシア人は日本に対する強いリスペクトを持ってくれているため、日本企業によるマレーシアへの越境ビジネスは、他の国に比べて相対的に有利な一面を持っています。
マレーシアにおける人気のSNS
続いて、マレーシアにおける人気のSNSについて解説していきます。
利用者層 | ・幅広い年齢層 ・男性55.2%、女性44.8% |
利用目的 | ・コミュニケーション ・写真や動画のポスト |
Facebookはマレーシアにおいて非常に力を持っているSNSです。
日本ではユーザーの年齢層が高めで、やや堅い印象を持たれるSNSですが、マレーシアではよりカジュアルに利用されています。
日本におけるX(旧Twitter)のような使い方をしていると考えれば良いでしょう。
YouTube
利用者層 | ・若年層が中心 ・男性51.9%、女性48.1% |
---|---|
利用目的 | ・コンテンツの消費 |
YouTubeは若年層が中心に利用しているSNSで、日本における使われ方と同様です。
利用者層 | ・若年層が中心 ・男性44.0%、女性53.5% |
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利用目的 | ・写真のポスト ・コンテンツの消費 |
Instagramは若年層が中心に利用しており、女性ユーザーがやや多いのが特徴です。
日本では食べ物や旅行先に関する投稿が多いですが、マレーシアではより日常生活にフォーカスした利用がされています。
TikTok
利用者層 | ・Z世代が中心 ・男性40.7%、女性59.3% |
---|---|
利用目的 | ・コンテンツ消費 ・動画のポスト |
TikTokはInstagramよりもさらに下のZ世代を中心に利用されており、男性より女性の方が20%程度利用者数が多いです。
女性をターゲットにしたマーケティングなら、TikTokの利用を検討しましょう。
Facebook Messenger
利用者層 | ・幅広い年齢層 ・男性56.1%、女性43.9% |
---|---|
利用目的 | ・コミュニケーション |
Facebookが提供するメッセンジャーアプリである「Facebook Messenger」は、幅広い年齢層に利用されています。
日本ではLINEがあるのでほとんど利用されていませんが、マレーシア版LINEのようなイメージを持てば良いでしょう。
利用者層 | ・30代以上のビジネスマン |
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利用目的 | ・ビジネス面でのコミュニケーション ・求人情報の検索 |
LinkedInはビジネス色が強いSNSで、30代以上のビジネスマンに広く利用されています。
マレーシアのSNS文化はビジネス領域まで広がっており、コミュニケーションや求人情報の検索用途が多くを占めます。
マレーシアのSNS企業アカウント例
続いて、マレーシアのSNS企業アカウントの例を紹介していきます。
Facebook:AirAsia
マレーシアの航空会社であるAirAsiaはFacebookで自社情報を発信しています。
興味深いのは、日本に関する投稿にタグ付けが多くされていた点です。
こういった点からも、マレーシアにおける日本の注目度の高さが伺えます。
Instagram:Grab
東南アジア最大規模のモビリティやフードデリバリーを提供する、「マレーシア版Uber」とも言えるのがGrabです。
GrabはInstagramで自社サービスを中心に紹介しており、ブランドカラーである緑をふんだんに使ったマーケティング戦略が特徴的です。
YouTube:Maxis
マレーシアの大手通信事業者であるMaxisは、YouTubeでWi-Fiや光回線などの自社サービスを紹介しています。
東南アジア諸国はインフラの普及が現在進行形で進んでいるため、顧客獲得にSNSを活用するのは合理的な選択だといえます。
マレーシアのSNSの注意点
マレーシアにおけるSNSマーケティングを進める上での注意点について解説していきます。
MCMC(通信マルチメディア委員会)による投稿の監視
3つの主要言語が存在する
注意すべき点としてあげられるのは、上記2点です。
マレーシアの通信、インターネット領域において強い権限を握っているMCMCは投稿の監視を行い、実際に投稿を制限したことがあります。
2023年上半期には、Facebookを運営するMetaはマレーシア政府の要請で、3,000件を超える投稿を制限し、TikTokでも同様の事象が生じています。
また、マレーシアにはマレー語のほか、英語と中国語が利用されており、3つの言語に対応する必要があります。
上記の点に対応しながらSNSマーケティングを進めていくには、自社のリソースだけでは不足する可能性が高いです。
私たち「The Digital X」は東南アジア方面へのSNSマーケティングに精通しており、強力な支援を提供できます。
興味があるお客様は、弊社カタログをご覧ください。
マレーシアのSNSのよくある質問
ここからは、マレーシアのSNSマーケティングに関するよくある質問に、グローバルマーケティングのプロフェッショナルの視点から回答していきます。
マレーシアでSNSより効果的なマーケティング手法はある?
マレーシアではSNSを含むインターネットメディアの利用が盛んなので、Webマーケティング全般が効果的です。
マレーシアのデジタルマーケティングに関してより深く知りたい方は、「【2024年最新版】マレーシアのWebマーケティングの現状と動向」こちらの記事も参考にしてください。
マレーシアのSNSマーケティングの勝ち筋は?
マレーシアのSNSマーケティングの勝ち筋は、「若い層に刺さるコンテンツ」を提供することです。
34歳以下の若者が半数近くを占めるエネルギッシュな人口動態であるため、若者の心をどれだけ動かせるかで、ビジネスの成功確率、およびその成功の大きさは変わってくるでしょう。
自社のみでマレーシアのSNSマーケティングは実施できる?
マレーシアではSNSの利用が盛んであるため、SNSマーケティングはレッドオーシャンの傾向を示します。
したがって、自社のみで完結させるには相応のリソースと専門的な知見がないと難しく、国内企業や現地のマーケターとの連携が効果的です。
マレーシアのSNSマーケティングを通じて、近隣諸国のインドネシアやタイといった東南アジア諸国へのビジネスチャンスを切り開くきっかけにもなり得るので、トライする価値は大いにあるといえるでしょう。
参考:マレーシアのデジタルマーケティングのコンサルティング支援
マレーシアでのSNSのコンサル&運用ならTheDigitalXへご相談ください
マレーシアのSNSマーケティングは、日本への信頼性の高さを活用しながら、若者へ向けた質の高いコンテンツを提供していくことが攻略の鍵になります。
価値観や言語など、あらゆる点が異なるためマーケティングは難易度は決して低くはありません。
疑問点や不安な点を抱いているお客様は、私たち「The Digital X」にお任せください。
グローバルデジタルマーケティングのプロフェッショナルの視点から、マレーシアにおけるSNSマーケティングを強力に支援いたします。
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