2024年6月26日
【2024年版】アメリカでも人気の新しいSNS10選!日本ではまだ知られていない次世代プラットフォームをご紹介
世界中のインターネット先進国では、さまざまな独自性を持つ新しいSNSが次々に誕生しています。この記事では、デジタルマーケティングに18年以上携わってきたThe Digital Xが、世界で利用者数が増えてアメリカでも人気の次世代SNSを10個セレクトいたしました。
「日本ではあまり知られていない新しいプラットフォームが知りたい」
「Z世代向けのSNSマーケティングを検討している」
「今注目の最新SNSトレンドが知りたい」
上記のようなニーズにお応えできるような人気の新しいSNSを紹介していきます。SNSの最新トレンドを把握したい方は必見です。
【2024年版】アメリカでも人気人気の新しいSNS10選
日本ではまだ浸透していない、世界で利用者数が増えてアメリカでも人気の次世代SNSを紹介していきます。さまざまな業種での活用が期待できる、今までにない独自性を持ったSNSを集めていますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. Partiful
Partifulは、イベント開催に特化した招待制のSNSです。誕生日や記念日、ハッピーアワーなどのプライベートなイベントを開催する用途で使えます。「イケてる人々のためのFacebookイベント」を自称しており、若いZ世代をターゲットにしているのが特徴です。
Partifulの魅力は、既存のプラットフォームである「Facebookイベント」や、メッセンジャーアプリの「グループチャット機能」のわずらわしさを払拭したシンプルな機能。数秒でイベントページが作成できるだけでなく、参加表明や写真共有のコミュニケーションがスムーズにおこなえます。
Partifulの成長率は以下の通りです。
Partifulは2020年に設立して以来、過去4年間で99倍の爆発的な成長率をみせています。2022年にニューヨーク・タイムズ誌が「もっともイタくない招待プラットフォーム」と呼んだのをきっかけに注目されるようになり、アメリカの若いテック系ワーカーの間で急激に広まりました。
現在はテック系だけでなくeコマース系の創業者からも人気を集めており、toCのみならずtoBでの需要も見込めます。とくに展示会やセミナーなど、自社イベントの告知に活用できるでしょう。
2. Quest
「Quest App」は、非営利団体である「Quest Alliance」によって2005年に設立したデジタル学習プラットフォームです。元々はインドの雇用問題を解決すべく設立されたアプリで、21世紀に必要な「エンプロイアビリティスキル」を提供することを目的にしています。
エンプロイアビリティとは「雇われる能力」という意味で、異動や転職に左右されない知識やスキル、パーソナリティのことです。Questでは主に10歳から30歳までの若者と子どもを対象に、仕事と生活に必要なスキルを提供しています。
Questは、2020年からの5年間で645%の爆発的な成長率を見せており、現在のユーザー数は50万人以上です。国内には「eラーニング」「SAKU-SAKU Testing」などのデジタル学習システムが台頭していますが、スマホではなくPCが主な動作環境である点がQuestとの大きな違いでしょう。
Questは自己啓発のための個人利用も可能ですが、社内の外国人従業員への人材育成などにも活用可能です。
3. Threads
「Threads」は、2023年7月にリリースされたテキスト投稿型のSNSサービスです。「Instagram」「Facebook」の生みの親であるアメリカのMeta社ががリリースし、サービス開始からたったの5日間で1億人のユーザーを達成したことで話題になりました。
Threadsは、「X(旧Twitter)」に代わる新しいSNSとして日本国内からも注目されています。Xよりもボリュームのあるテキスト・動画・写真投稿ができるのが利点です。Instagramと連携できる点も独自性として挙げられるでしょう。
Threadsは、23年からの1年間で160%の成長率をみせましたが、一度落ち込んでからは緩やかに上昇しています。現在のユーザー数は1,071万人で、Instagramユーザーの6人に1人が使用している形です。
ユーザーと気軽にコミュニケーションが取れることや、Instagramと連携が取れやすいことから、自社サービスや商品のプロモーションに適しています。豊富なメディアを使って情報を拡散したり、ECショップへと誘導したりする活用法も可能です。
4. WeAre8
ロンドン発祥の「WeAre8」は、8分間の厳選されたコンテンツが表示される変革的なSNSです。「広告を閲覧する・閲覧しない」を選択できるメリットがあり、広告表示を選ぶと広告収入の一部がユーザーに還元される独自性を持っています。
還元された広告収入はチャリティー団体へ寄付することもでき、Facebookのような実名登録が特徴です。使用感もFacebookやInstagramに近い形ですが、システムの関係上、広告のクリック率が30%台と極めて高い傾向があります。
広告閲覧を選択したユーザーは、フル画面の動画広告を最後まで視聴することで報酬を受け取ることが可能です。ユーザー・広告主・社会貢献団体をつなぐ、新しいSNSのビジネスモデルとして大いに活用できるでしょう。
WeAre8の成長率は過去5年間で600%まで上昇し、現在は落ち着いています。Google playのダウンロード数は50万以上です。
5. Lemon8
「Lemon8」は、TikTokの親会社中国のByteDanceが2020年に設立した写真共有SNSです。とくに日本とタイで人気を博しており、すでにGoogle playストアでは500万回以上ダウンロードされています。
コスメ・グルメ・ファッションなど、若い女性ユーザー向けの発信内容がメインで、既存SNSではInstagramなどが類似SNSといえるでしょう。また、「LOCARI」「LIMIA」などのライフスタイル系SNSの投稿内容にも似ています。
これらのユーザー層が25歳以上の主婦層であるのに対し、Lemon8はZ世代などの若年層向けの印象です。そのため、若年層をターゲットにした女性向け商品・サービスのプロモーションに活用できる見込みがあります。
Lemon8の成長率は、過去5年間で4,500%と大きく数字を伸ばしています。リリースから2年後の2022年からGoogle検索が急増し、現在も右肩上がりの推移です。
6. Made With Friends
「Made With Friends」は、従来のSNSの形式を覆した新しいアプリです。ロサンゼルスを拠点にする「TTYL lnc.」が2015年に設立し、現在は2,500人のユーザーが利用しています。「本当の友達から本当の自分を発見できるアプリ」がキャッチコピーです。
このSNSは、自分のプロフィールページに投稿するのではなく、友達にタグ付けや投稿を依頼し「友人から見た自分」を表現する特徴があります。国内や既存SNSにも類似した内容のものはないため、唯一の独自性を持っているといえるでしょう。
まだ小さなプラットフォームであることや、「友人=自分」のクローズドなSNSであることから、マーケティングにおける有用性があるかどうかは不明です。しかし、5年間で217%の成長率があり、順調に数字を伸ばしていることを考えると、今後も注目すべきSNSの1つだといえます。
7. Supernova
2012年にリリースされた「Supernova」は、社会貢献がテーマのソーシャルネットワークです。「恩返しをするSNS」をコンセプトにしており、アプリの広告収入を慈善団体へ寄付できるのが特徴。2022年3月には、広告収入の60%をウクライナへ寄付している実績があります。
「ポジティブな世界を作る」ことをテーマにしており、既存のSNSに疲弊しているユーザーが主なターゲット層です。投稿への反応を「♡(いいね)」ではなく「ありがとう」と定義し、ポジティブなニュースのみが流れるフィードという独自性を持っています。
自分で広告内容や投稿の取捨選択をすることも可能です。ヘイトスピーチや政治の話題を禁止しており、穏やかで優しい気持ちになれるSNSを目指しています。メディアが主体の投稿内容やUIの操作性がInstagramに類似している印象です。
Supernovaの成長率は5年間で81%で、緩やかに上昇しています。ユーザー数は非公開のため把握できませんが、時代にマッチした先進的なプラットフォームであることから、今後も注目が高まっていくことでしょう。
8. Airchat
シリコンバレー発祥の「Airchat」は、2024年4月にリリースされた生まれたての音声SNSです。日本ではまだ認知度は低いですが、アメリカでは現在爆発的に人気が伸びています。Airchatの成長率は、たったの2か月で1,200%上昇しました。
一時はアクセスできないほど人気が集中したことから、現在アメリカとヨーロッパ以外の国には招待制を採用している形です。従来のテキストベースのSNSではなく、音声オンリーでコミュニケーションを取る独自性を持っています。
Airchatにはテキスト入力のオプションがなく、すべての音声メッセージをAIによって書き起こしてもらえるのが特徴です。「音声のみ」という形式をとることは、アクセシビリティへの配慮にもつながります。Airchatを既存のSNSにたとえるならば、XとClubhouseに文字起こしAIを掛け合わせたような印象です。
現在Airchatにはさまざまなインフルエンサーやジャーナリストが集まっており、ユーザー数は5万人以上。アメリカやヨーロッパの現地人に向けた、インフルエンサーマーケティングのプラットフォームとして、大いに活用できそうです。
9. BAND
韓国発祥の「BAND」は、特定のグループでの交流を目的としたクローズドなSNSです。チームとチームリーダーのコミュニケーションをより円滑にするために作られており、日本でもなじみのある「LINE」のようなメッセンジャーアプリとしての側面を持っています。
BANDは小規模なグループでのチャットやコミュニケーションに役立つツールで、ID交換などは一切必要ありません。掲示板のような「公開BAND」という機能もあり、共通の趣味や情報共有の場としても活用されていることから、マーケティングのターゲットを絞り込みやすい傾向です。
主に30代以上のユーザーから支持されており、ビジネスコミュニケーションツールとしても活用されています。
BANDの成長率は10%台と横ばいですが、韓国を中心に5,000万人以上が活用している現状です。韓国をはじめとするアジア各国にユーザーが多いため、該当国へのマーケティング施策にも有効でしょう。
10. eToro
「eToro」は、2007年に設立したイスラエル発祥の金融サービス系SNSです。2014年時点で275万人以上のユーザーが取引をおこなっており、現在は300万人以上のユーザーが登録していますが、残念ながら日本からアクセスすることはできません。
eToroは独自の取引形態を採用しているのが特徴です。世界中の主要銘柄・為替指数・商品指数を、自分の判断で選択して投資できます。
さらに、優れた売買を成立させているトレーダーをコピーすることも可能です。また、自分の取引運用が他人からコピーされた場合は、条件に応じてインセンティブがもらえる仕組みになっています。eToroの成長率は18%で、現在は横ばい状態をキープしている形です。
アメリカのデジタルマーケティングのよくある質問
最後に、アメリカのデジタルマーケティングのよくある質問をいくつか紹介していきます。関連記事もあわせてセレクトしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
アメリカマーケティングに活用できる人気snsは?
以下の記事で、アメリカの人気SNSランキングを紹介しています。
「アメリカの人気SNSランキングTOP5|日本企業のSNSマーケティングを成功に導くコツ」
アメリカにおける広告ビジネスのコツは?
以下の記事で、アメリカ広告ビジネスの最新トレンド情報を紹介しています。
「【2024年最新】アメリカの広告事情|トレンドを押さえた運用のコツ」
アメリカで集客できる検索エンジンは?
アメリカの検索エンジンランキングと日本とのSEO比較については、以下の記事を参考にしてください。
「【2024年版】アメリカの検索エンジンTOP4|日本との比較とSEOマーケティングのコツ」
アメリカで有効なWebマーケティングのコツは?
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アメリカのデジタルマーケティング市場は移り変わりが激しく、自社のサービスやコンテンツを作成しながら最新情報をリサーチし続けるのは至難の業です。とくに、新たな進出先を探しているときなどは、どのSNSが自社の商品・サービスにマッチしているのか判断するのは難しいでしょう。
弊社では、デジタルマーケティングに精通したプロフェッショナルの観点から、貴社に合ったSNSマーケティング戦略をご提案することが可能です。アメリカをはじめとする海外SNSマーケティングを検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
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