2025年1月7日
【2024最新】カナダの広告事情|主要な広告手法と日系企業の勝ち筋を紹介

カナダは広大な国土と巨大な市場を持っており、経済が安定していることから、ビジネス進出を検討している日系企業は少なくありません。しかし、その中には、どのように広告出稿をしたらいいかわからず、「自社には難易度が高い」と進出を諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、デジタルマーケティングに18年以上携わってきた弊社TheDigitalXが、カナダの広告マーケティングにおける以下の疑問や悩みを解消していきます。
「カナダに広告出稿するにはどんな戦略が有効か?」
「日系企業がカナダで認知度拡大するにはどうすればいい?」
「カナダの広告マーケティングにおける注意点は?」
さらに、現地や世界の競合他社に負けないための、日系企業の勝ち筋についても紹介しますので、広告出稿の手法にお悩みの方はぜひご参考ください。
カナダにおける広告市場の現状
まずは、カナダのマーケティング基礎データからみていきましょう。
面積 | 998.5万㎢ |
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人口 | 約4,010万人 |
言語(公用語) | 英語・フランス語 |
宗教 | キリスト教(53.3%) ローマ・カトリック教(約29.9%) 無宗教(34.6%) |
主要産業 | 金融業 保険業 不動産などのサービス業 製造業 建設業 鉱業 農林業 |
参照:外務省「カナダ基礎データ」
カナダは、ロシアに次ぐ世界第2位の国土を持つ国です。北米で最大の国土を持っている一方で、人口は約3,590万人と少なく、自然に囲まれています。そのため、鉱物・石油・天然ガス・森林などの資源にも恵まれている国です。ウランやニッケル、亜鉛の主要な輸出国の1つであり、トロントの金融業、オンタリオ州 の製造業と農業など、さまざまな産業が経済を支えています。
カナダ経済の現状

参照:statista「カナダ: 1987年から2029年までの国内総生産 (GDP) の現行価格」
カナダは世界最大級の経済市場を持っており、2024年時点におけるGDPは2兆24億ドルです。2008年の世界金融危機以降はゆっくりと回復し、現在も安定した経済を維持しています。カナダ経済を支えているのは、膨大な資源や大規模な製造業、そしてアメリカとの強固な貿易ネットワークです。
また、国民の生活水準はかなり高く、世界で最も平均寿命が長い国としても知られています。1人当たりのGDPは5万4,866米ドルで、日本の1人当たりGDPが3万3,138米ドルであることからも、水準の高さが伺えるでしょう。カナダにおける出生率は水準をはるかに下回っているものの、死亡率よりも出生率の方が依然として高く、自然人口も増加傾向です。
参照:statista「2029年カナダの一人当たり国内総生産(GDP)」/「カナダ-統計と事実