2025 年1月9日
【2024最新版】マレーシアのプロモーション戦略と手法を解説!最新トレンドを取り入れよう

東南アジアの中でも存在感を放ち、日本とも関わりが深い国であるマレーシア。
日本とは対照的に経済成長真っ只中の国である一方で、物価や人件費は大きく抑えられるため、オフショアとして大きな注目を集めています。
そして、マレーシアへとビジネスを仕掛ける上で欠かせないのが「プロモーション」ではないでしょうか?
マレ ーシアのプロモーションに関わる以下の点について、グローバルデジタルマーケティングのプロフェッショナルの視点でわかりやすく解説していきます。
マレーシアのプロモーション戦略に必要な基礎データ
プロモーション戦略を立てる上では、ターゲット国の基礎データについて知っておく必要があります。
人口動態
民族
経済
以上のデータについてチェックしていきましょう。
人口動態
マレーシアの人口動態は日本とは大きく異なるため、日本と同じ感覚でプロモーションを実施すると間違いなく失敗します。
マレーシアの2023年時点での総人口は3,350万人で、今後も継続して緩やかな増加傾向を続けていくと予想されています。
東南アジアの成長国らしく、生産年齢人口(15歳〜64歳)の割合が高く、平均年齢は30歳です。
日本の平均年齢が50歳前 後であることを考慮すると、マレーシアがどれだけ勢いに満ちた国なのかが理解できると思います。
出典:https://www.totalmalaysiafudosan.jp/column/malaysia-basic-info/?page=5
一方、日本と同様の問題として「都市部の人口過密」が生じています。
首都であるクアラルンプール、あるいはその近郊に人が集中し、およそ77%が都市部に在住しています。
必然的に、都市部在住のボリューム層へとプロモーションを打つことが最も効果的かつ合理的だといえます。
民族
マレーシアへとプロモーションを仕掛けるなら、「民族性」については必ず理解しておく必要があります。
マレーシアはマレー系、中華系、そしてインド系の3つの民族から構成されており、単一民族で構成される日本とは大きく異なるため、注意が必要です。
【マレー系】
人口の約70%を占める最大民族
イスラム教を信仰し、マレー語を話す
政治・経済において優遇措置を受けている「ブミプトラ」政策の対象
【中華系】
人口の約23%を占める
多くが仏教、道教、キリスト教などを信仰し、様々な中国語方言を話す
ビジネスや商業で活躍する人が多い
【インド系】
人口の約7%を占める
ヒンドゥー教を信仰し、タミル語を話す
プランテーション労働者の子孫が多く、近年 は専門職にも進出している
出典:https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/data.html
▼実際の現地の声(弊社社員より)
マレー系が大半を占めるためマレー語が主流だと思われがちですが、実際はビジネス上では英語がメインです。
普段の生活ではマレー人同士はマレー語で話すものの、一度オフィスに入ると英語で話します。
プロモーションや広告の場合は、どの層を狙うのかで言語を変えることが効果的です。