2024年5月17日
【SNSのアクティブユーザーランキング】日本と海外の各SNSの特徴も解説します
今や私たち現代人の生活になくてはならないのがSNSですが、普通に生きていく上でも、そしてマーケティングなどビジネスの面でも、「どんなSNSが流行っているのか」について知っておくことは非常に大切です。
また、グローバル化が進んだ現代では、国内だけでなく海外にも目を向け、「世界基準」を常に意識することが求められます。
そこでこの記事では、日本と世界で使われているSNSをランキング形式で紹介していきます。
あまり馴染みのない世界の人気SNSの特徴もまとめているので、参考にしてみてください。
日本のSNSのアクティブユーザーランキング
まずは日本のSNSのアクティブユーザーのランキングをまとめました。
SNS | アクティブユーザー数 |
1:LINE | 約9,300万人 |
2:YouTube | 約7,120万人 |
3:X | 約6,650万人 |
4:Instagram | 約4,950万人 |
5:Facebook | 約2,360万人 |
6:TikTok | 約1,980万人 |
日本国内で圧倒的な人気を誇るのが「LINE」です。
スマートフォンの普及とともに爆発的に浸透した国民的SNSで、もはや「ライフライン」と呼んでも差し支えない水準です。
事実として、LINEではメッセージのやり取りだけでなく、下記のような生活にまつわるサービスが利用できます。
ギフト機能による物品のやり取り
ウォレット機能による金銭のやり取り
緊急時における連絡や情報伝達
したがって、LINEをマーケティングに活用できれば、ユーザーの生活にまで深く関わる形でのマーケティングが可能になります。
当然、マーケティングに成功した際のリターンは大きいでしょう。
一方で、注意しなければいけないのが「日本限定」である点です。
後述のように、30億人という世界で最も多くのアクティブユーザーを抱えるSNS「Facebook」は、まさに桁違いの規模感です。
LINEの1億人、しかも日本限定という点を考慮すると、世界に目を向けたマーケティングでは他のSNSを活用すべきだといえます。
世界のSNSのランキングと各SNSの特徴を解説
まずは日本国内のSNSランキングを取り上げましたが、ここからは世界のSNSのアクティブユーザーランキングを解説していきます。
SNS | アクティブユーザー数 |
1:Facebook | 約29.58億人 |
2:YouTube | 約25.14億人 |
3:WhatsApp | 約20億人 |
3:Instagram | 約20億人 |
5:TikTok | 約15.6億人 |
6:WeChat | 約13.4億人 |
7:Facebook Messenger | 約9.31億人 |
8:Douyin | 約7.52億人 |
9:Sina Weibo | 約6.05億人 |
10:QQ | 約5.74億人 |
FacebookやYouTubeなど日本でも馴染みのあるSNSがランクインしている一方で、WhatsAppやWeChatなど、日本ではあまり使われていないSNSも存在しています。
以下では、それぞれのSNSの概要やマーケティングの観点から見た特徴をまとめていきます。
1:Facebook
Facebookはアクティブユーザー数が30億人に迫る、世界最大のSNSです。
運営元はアメリカの「Meta Platforms, Inc.」で、元祖SNSとして知られています。
広告の精密なターゲティングが可能なので、膨大なアクティブユーザーに対してアプローチできれば、効果的なマーケティングが実施できるでしょう。
2:YouTube
YouTubeはアクティブユーザー数が20億人を超えている、世界最大の動画プラットフォームです。
日本でも知らない人はいないほど普及しているSNSで、アメリカのGoogleが運営元です。
最近はTikTokのようなショート動画の需要が伸びていることもあり、「縦型画面で短時間」のような形でのマーケティングが普及しつつあります。
テキストベースのSNSに比べて、動画ベースのSNSが与えるユーザーへの影響は強力なので、活用できればマーケティングに大きく貢献してくれることでしょう。
3:WhatsApp
WhatsAppは日本だとあまりポピュラーではないSNSですが、世界ではアクティブユーザーが20億人程度のSNSです。
運営元はアメリカの「Meta Platforms, Inc.」で、Facebookと同じ企業が運営しています。
わかりやすく言えば「世界版LINE」のようなイメージで、チャットや通話でコミュニケーションを取る、いわゆる「メッセージングアプリ」だといえます。
LINEでいうところの「LINE公式アカウント」である「WhatsApp Business」を活用して、自社の顧客に対してダイレクトにマーケティングを実施できるのが特徴です。
3:Instagram
Instagramは日本でも人気のSNSで、アクティブユーザー数はWhatsAppと同じおよそ20億人です。
運営元はFacebook、WhatsAppと同じ「Meta Platforms, Inc.」であり、いかに「Meta」が巨大な企業であるかが理解できます。
テキストではなく写真、画像メインのSNSであり、「どれだけ魅力のある画像コンテンツを提供できるのか」が鍵になります。
ハッシュタグ、ストーリーなどの活用や、いわゆる「インフルエンサーマーケティング」が効果的です。
5:TikTok
国内でも人気のあるショート動画特化型のSNSであるTikTokは、アクティブユーザー数がおよそ15.6億人の勢いのあるSNSです。
運営元のByteDanceは中国の企業で、「短時間の動画でいかに興味を惹けるのか」がマーケティングの鍵になります。
また、TikTok発のトレンドやブームが非常に多いので、一度バズったときのリターンは計り知れません。
6:WeChat
WeChatは中国のTencentが運営元の、メッセージのやり取りがメインのSNSです。
言わば「中国版LINE」のようなイメージで、アクティブユーザー数はおよそ13.4億人。
公式アカウントを開設すれば、中国向けのマーケティングを行うことが可能です。
7:Facebook Messenger
Facebook Messengerは、Facebookのメッセージング特化型のSNSです。
Facebookユーザー同士が連絡を取り合える点が特徴で、アクティブユーザー数はおよそ10億人。
Metaが提供するFacebookやInstagramと連携した広告を使って、顧客にダイレクトにマーケティングできるのが強みです。
8:Douyin
Douyinは「中国版TikTok」のことで、運営元はTikTokと同じByteDanceです。
アクティブユーザー数はおよそ7.5億人で、両者の違いはメインターゲットにあります。
Douyinは中国国内向け、TikTokは海外向けということで、中国に特化したマーケティングにはDouyinが適しています。
9:Sina Weibo
Sina Weiboは「Sina Corporation」が運営する「中国版X(旧Twitter)」とも言えるSNSです。
「Weibo(ウェイボー)」と呼ばれることが多く、アクティブユーザー数はおよそ6億人。
今やXよりもアクティブユーザー数が多いですが、中国国内特化のマーケティングになるため、Xとの使い分けをすることが求められます。
10:QQ
QQはメッセンジャー型のSNSで、アクティブユーザー数はおよそ5.7億人です。
運営元の中国のTencentは同じメッセンジャー型SNSのWeChatを提供しており、QQの方がより若者に好まれています。
「QQ空間」と呼ばれるSNS機能でユーザーごとに自分の「部屋」のようなものを作成し、写真などのコンテンツを共有するなど、若者向けの機能が揃っている点が特徴です。
まとめ
SNSは現代のマーケティングに欠かせない存在であり、今後もこの傾向が続くことが確実視されています。
グローバル化が進む昨今、国内向けのマーケティングには限界があるため、世界に目を向けたマーケティングをSNSを通じて実施していきましょう。
記事で紹介した情報を参考に、グローバルマーケティングにSNSを活用してみてください。
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