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2024年6月17日

YouTubeの海外向けおすすめ設定3選!海外視聴者を増やして収益アップを狙おう

グローバル化の進行や日本人気の高まり、さらに円安傾向が続く今、YouTubeにて海外進出を画策することは効果的な戦略です。


事実、1,000視聴数あたりの収益を示すCPMは、日本ではおよそ11ドルですが、オーストラリアでは36ドルにもおよび、海外視聴者を取り込めれば大きな収益アップにつながる可能性が高まります。


一方で、言語の違う海外で視聴数を増やすには、海外向けの設定を講じる必要があります。


そこでこの記事では、YouTubeの海外向けのおすすめ設定と、海外対応する上でのポイントについて、グローバルマーケティングの観点からわかりやすく解説していきます。





YouTubeの海外向けおすすめ設定3選

YouTubeの海外向けのおすすめ設定には、下記の3点が存在しています。


  • チャンネル名、チャンネル概要の海外向け設定

  • 動画タイトル、概要欄の海外向け設定

  • 動画字幕の海外向け設定


それぞれの設定を欠かさずに行うことで海外視聴者の取り込みが狙えるので、漏れなく実施していきましょう。


チャンネル名、チャンネル概要の海外向け設定

YouTubeを海外向けに設定する上で、多くの方が「動画の翻訳」を行うことをイメージしていますが、「チャンネル名、チャンネル概要の翻訳」を行っておくことで、より海外視聴者の取り込みが狙えます。


  1. YouTube Studioから「カスタマイズ」にアクセス

  2. 「基本情報」にアクセス

  3. 「言語を追加」を選択

  4. 翻訳したい言語を選択する


上記の手順に従っていけば、簡単に海外向けの設定が可能です。


【1:YouTube Studioから「カスタマイズ」にアクセス】

まずは「YouTube Studio」にアクセスし、左側のリストから「カスタマイズ」をクリックします。


【2:「基本情報」にアクセス】

YouTube Studioの基本情報をクリック

続いて、上の「レイアウト」「ブランディング」「基本情報」と並ぶリストから、「基本情報」をクリックします。


【3:「言語を追加」を選択】


YouTube Studioの言語を追加をクリック

続いて、青文字の「言語を追加」という項目があるので、こちらをクリックします。


【4:翻訳したい言語を選択する】


YouTube Studioで翻訳したい言語を選択する

最後に、翻訳したい言語を選択していきます。


画面の左側が「元の言語(日本語)」で、右側に「翻訳言語」が表示されます。


翻訳言語は世界中の言語から選べるので、希望する言語を選択し、ターゲットに対し適切な言語設定を行いましょう。


また、言語を複数対応させたいときには、同様の手順を踏み「言語を追加」を複数回実施すれば問題ありません。


動画タイトル、概要欄の海外向け設定

続いて、動画タイトルや概要欄の海外向けの設定手順を解説していきます。


動画タイトルが自分の母国語で表示されていると、動画の内容が簡単に予測でき、また親近感を抱くことができるため、動画視聴につながりやすいです。


  1. YouTube Studioから「字幕」にアクセス

  2. 設定したい動画を選択する

  3. 「言語を追加」を選択する

  4. 翻訳したい言語を選択する

  5. 「タイトルと説明」から「追加」をクリック

  6. 翻訳内容を入力する


上記の流れに沿って解説していきます。


【1:YouTube Studioから「字幕」にアクセス】


YouTube Studioから字幕にアクセス

【2:設定したい動画を選択する】

YouTube Studioで設定したい動画を選択

「字幕」にアクセス後、自分のチャンネルにアップロードしてある動画が一覧でリスト形式で表示されるので、設定したい動画を選択します。


【3:「言語を追加」を選択する】

YouTube Studioで言語を追加

次に、「言語を追加」という青色のボタンが表示されるので、そこをクリックします。


【4:翻訳したい言語を選択する】

YouTube Studioで翻訳したい言語を選択する

「言語を追加」をクリックすると、言語が一覧リストで表示されるので、翻訳したい言語を選択します。


【5:「タイトルと説明」から「追加」をクリック】


YouTube Studioで追加をクリック

言語を選択すると、新たに言語が追加されます。


上記画像の場合は、デフォルト言語が「日本語(動画の言語)」という形で元々表示されており、新たに「英語(アメリカ合衆国)」が追加されている状態です。


そしてこの状態で、「タイトルと説明」欄にマウスカーソルを持っていくと、「鉛筆マーク」とともに「追加」という表示がされるので、こちらをクリックします。


【6:翻訳内容を入力する】


YouTube Studioで翻訳内容を入力

最後に、動画タイトルと動画の概要を翻訳していきます。


機械翻訳の場合、動画タイトルの翻訳は日本語タイトルの意図が伝わりきらないことがあるため注意が必要です。


動画字幕の海外向け設定

海外視聴者が日本語で作られた動画を視聴する場合、字幕がないとコンテンツとしての魅力を伝えきることは難しいです。


  • ファイルをアップロード

  • 手動で入力

  • 自動翻訳


海外向け字幕を作成する方法には、上記の3通りが存在しています。


そして、いずれの方法を選ぶにせよ、共通の手順が存在しています。


  1. YouTube Studioから「字幕」にアクセス

  2. 設定したい動画を選択する

  3. 「言語を追加」を選択する

  4. 翻訳したい言語を選択する

  5. 「字幕」から「追加」をクリック

  6. 「字幕を追加する方法」を選択する


したがって、まずは3つの方法の共通の手順から解説し、その後、それぞれの方法について掘り下げていきます。


上記のうちの「1から4」までの手順は、先述の「動画タイトル、概要欄の海外向け設定」と同様の手順なので、そちらを参考にしてください。


ここでは、「5と6」の手順について解説していきます。


【5:「字幕」から「追加」をクリック】


YouTube Studioで字幕から追加をクリック

「4:翻訳したい言語を選択する」を実行後、新たに言語が追加されているので「字幕」の欄にある「追加」をクリックします。


【6:「字幕を追加する方法」を選択する】


YouTube Studioで字幕を追加する方法を選択する

その後、字幕を追加する方法が表示されるので、この中からお好みの方法を選択します。


ここまでが3つの方法の共通の手順です。


次に、翻訳字幕を作成するそれぞれの方法について解説します。


ファイルをアップロード

ファイルをアップロードする方法では、指定された拡張子の字幕ファイルを追加することで、字幕を追加することが可能です。


サポートされているファイルの書式、拡張子は複数ありますが、下記のように記述する「SRT」というファイル形式が最も一般的です。


  • 1

  • 00:00:00,000 --> 00:00:05,000

  • 今日も動画をご覧いただきありがとうございます


上記記述は、「字幕の1番目、0秒から5秒に『今日も動画をご覧いただきありがとうございます」という字幕を挿入する」ことを指定しています。


メモアプリで簡単に作成できますが、やや難易度が高い方法なので、海外向け動画の作成に慣れていない場合は、後述する2つの方法がおすすめです。


手動で入力

動画作成に時間をかけられるなら、「手動で入力」する方法がおすすめです。



YouTube Studioで手動で入力

字幕とタイムコードを手動で入力することで、任意の再生時間に翻訳後の字幕を入れ込むことができます。


翻訳ツールを適切に使用することで、比較的精度の高い字幕を作成できますが、その分だけ膨大な時間がかかります。

自動翻訳

手動翻訳にかける時間がない場合は、自動翻訳で字幕を作成することがおすすめです。


  1. 日本語で字幕を作成する

  2. 「自動翻訳」を選択する


手順は非常に簡単で、日本語で字幕を作成後、「自動翻訳」を選択すれば翻訳後の字幕が作成されます。


翻訳精度は手動に比べれば劣るものの、字幕を設定しないよりは確実にユーザビリティが向上するので、最低限実施しておきたい海外向けの字幕設定です。


YouTubeを海外向けに対応するポイント3選

次に、YouTubeを海外向けに対応させるポイントを解説していきます。


  • 国ごとの広告単価を把握しておく

  • 翻訳ツールを適切に活用して翻訳精度を高める

  • 視聴者とコミュニケーションをとる


これら3点について知っておくことで海外視聴者を取り込みやすくなるので、欠かさずにチェックしておきましょう。

国ごとの広告単価を把握しておく

海外向けの動画を作成する上でポイントになるのは「ターゲット国の設定」です。


収益だけを考えるなら、国ごとの広告単価を把握しておき、より高い収益が見込める言語に集中すると効果的です。

CPM

オーストラリア

39.83ドル

アメリカ

36.03ドル

カナダ

32.07ドル

ニュージーランド

30.97ドル

スイス

25.44ドル

出典:(https://www.pushbio.io/youtube-cpm-by-country/)


こちらが上位5カ国のCPM(1,000再生ごとの収益)ですが、日本の11ドルと比べると非常に高額であることがわかります。


言語で見ると、英語圏が大多数を占めているので、英語による字幕作成が収益を最大化させる上で最も合理的だといえるでしょう。

翻訳ツールを適切に活用して翻訳精度を高める

海外向けの動画を作成する上で、翻訳字幕の作成は避けて通れません。


YouTube Studioで設定できる「自動翻訳」は手軽な方法ではあるものの、精度が低い点がデメリットです。


  • Google翻訳などの翻訳ツールを使う

  • 字幕特化の翻訳サービスを利用する


より精度を高めたいならこのような方法を取るのが効果的です。


とくに、今後海外向けの動画を本格的に、複数本作成する計画なら、有料の字幕特化の翻訳サービスを利用することで質の高い翻訳字幕を効率良く作成できます。

視聴者とコミュニケーションをとる

海外向けの設定を実施すると、少しずつ海外視聴者が増えてくるはずです。


視聴者と積極的にコミュニケーションを取ることで、海外視聴者の定着や、より多くの海外視聴者の獲得が見込めます。


  • SNS

  • 動画のコメント欄

  • ライブ配信中のコメント欄


このような場所で海外視聴者からのアクションがあったら、必ず対応を行いましょう。


翻訳ツールを使ったり、拙い外国語での対応でも、強力なエンゲージメントが獲得できます。


余裕があれば、動画や配信で使える英語を覚えておき、少しずつボキャブラリーを増やすことでコミュニケーションの質を高めることが効果的です。

まとめ

YouTubeで作った日本語動画を海外に向けて発信することで、より多くの収益が期待できます。


一方で、海外視聴者の取り込みを狙うには、チャンネル名や概要、タイトル、さらには字幕を海外向けに設定しておく必要があります。


記事で紹介した情報を参考に、より多くの海外視聴者を獲得できるよう、配信者活動に活用してください。


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