2025年1月10日
【2024年版】マレーシアの越境EC市場の現状|規制や税制も解説

「マレーシアで越境ECを始めたいけど、市場規模はどのくらいなの?」
このような疑問にお答えするために、この記事では以下を詳しく解説しています:
本記事を読めば、マレーシア市場でのビジネス展開の参考になりますので、ぜひご一読ください。
マレーシアの基本情報
まずはマレーシアの基本情報をまとめました。
基本情報 | 概要 |
面積 | 約33万平方キロメートル(日本の約0.9倍) |
人口 | 約3,350万人 |
民族 | マレー系約70%(先住民12%を含む)、中華系約23%、インド系約7% |
公用語 | マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語 |
宗教 | イスラム教(連邦の宗教)64%、仏教19%、キリスト教9%、ヒンドゥー教6%、その他2% |
主要産業 | 鉱業、卸売・小売業、金融・保険業 |
またworldometersによると、世界の人口ランキングで48位にランクされ、直近3年の人口増加の推移を見ると毎年1%前後増加しています。
それに対して、日本の直近3年の人口は毎年0.50%前後で減少しています。
そのため、マレーシアは日本よりも将来性の高い国と言えるのではないでしょうか。
出典:
Malaysia Population (2024) - Worldometer
Japan Population (2024) - Worldometer
マレーシアの越境EC市場の現状
statistaによると、マレーシアのEC市場は急速に成長しており、2024年には78億8,000万米ドル(2024年6月時点で1兆2,398億円)に達する見込みです。
この市場は年間11.25% の成長率で拡大し、2029年には134.3億米ドル(2兆1,118億円)の規模になると予測されています。
日本の成長率は9.23%ですので、マレーシアの成長率の高さが伺えます。
また、ユーザー数は2029年に1,880万人、普及率は同年に52.8%(2024年時点で31.4%)まで普及すると見込まれています。
DataReportalの調査では、電化製品や服、食品がカテゴリ別の売れ筋で上位3位を占めており、中でも家電製品が前年比で15.4%増となっています。

今後のマレーシアのEC市場は、年間11.25%の成長率で拡大する予測があるため、参入予定のカテゴリーの市場規模は今後も増加する可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
マレーシアの消費者のブランド認知と購入を促す要素
次のデータによると、ブランドを認知するきっかけとして、SNSや検索エンジン、ECサイトが上位を占めています。
