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2024年5月23日

多言語SEOの攻略ポイント4選!成果を上げる最新SEOを解説!

グローバル化に伴ってさまざまなものが多言語対応していますが、SEOも例外ではありません。


いわゆる「多言語SEO」には、国内向けのSEOとは違った知識やスキルが求められます。


  • 多言語SEOの概要

  • 多言語SEOの攻略ポイント4選

  • 多言語SEOを攻略する上での注意点


上記の点について、わかりやすく解説していきます。


多言語SEOを実施、検討している方は、参考にしてください。



多言語SEOとは?

まずは多言語SEOの概要から解説していきますが、広義には「複数言語におけるSEO」のことを指します。


しかし、日本人の観点から論じた狭義の多言語SEOは少し異なり、「日本向けに作られたWebサイトを日本語以外の言語で実施するSEO」といえるでしょう。


これまでは日本語に特化したSEOを日本語のWebサイトで実施するのがセオリーでしたが、グローバル展開に伴い、英語や中国語など、さまざまな言語において「横断的に」SEOを実施したいというニーズが増大しています。


当然、日本語特化のSEOとは求められる知識やスキルが異なるので、グローバルにWebマーケティングを実施していきたいなら身につけておきたいSEO領域です。


多言語SEOの攻略ポイント4選

まずは多言語SEOの概要について取り上げましたが、よくある誤解として「日本語Webサイトやコンテンツを翻訳すれば問題ない」というものがあります。


このような機械的な対応ではSEOとしては不十分なので、下記に多言語SEOの攻略ポイントをまとめました。


  1. 言語ごとに「hreflang」タグを設定する

  2. URL構造を最適化する

  3. コンテンツの質を高める

  4. SNSも同時展開する


上記4点について、詳しく見ていきましょう。


言語ごとに「hreflang」タグを設定する

多言語SEOで最も重要なのが、ページごとの言語を指定し、それを検索エンジンに伝える「hreflang」タグの設定です。


日本国内向けのSEOではまず話題にあがらないタグなので、知らない方も多いと思いますが、非常に重要な点なので必ず設定を行いましょう。


手順は下記の通りです。


  1. 言語ごとにページを作成する

  2. ページごとに該当言語の「hreflangタグ」を記載する

  3. それぞれのページを相互リンクする


「hreflang」タグの設定方法には、主に「Headタグ」「サイトマップ」の2つを用いた方法があります。


基本的にはHeadタグに記載しますが、大規模サイトでは管理をしやすくするために、サイトマップに記載することもあります。


URL構造を最適化する

多言語SEOでは、「URL構造の最適化」も非常に重要です。


Googleがオフィシャルに展開しているポータルサイト「Google検索セントラル」では、下記の3つのURL構造が推奨されています。


  • 国別のドメイン

  • gTLDを使用するサブドメイン

  • gTLDを使用するサブディレクトリ


これらについて、下記で簡潔に解説していきます。


国別のドメイン

メリット

・地域に特化したSEOが可能 ・該当地域のユーザーから信頼されやすい

デメリット

・国ごとにドメインを取得するので高コスト ・ドメインオーソリティが分散する

アメリカならば「example.us」、フランスならば「example.fr」のように、「国別のドメイン」を取得することは選択肢の1つです。


しかし、複数言語でWebサイトを展開する場合、言語ごとにドメインを取得する必要があり高コストなので、この点が大きなデメリットとして存在します。


gTLDを使用するサブドメイン


メリット

・手軽に導入できる ・地域ごとにサーバーを変更できる

デメリット

・URLから地域を特定できない

・ドメインオーソリティが分散する

続いて「gTLDを使用するサブドメイン」ですが、サブドメインを取得し地域ごとにサーバー契約を実施すれば問題ないので、手軽に導入できる点がメリットです。


また、該当地域に「物理的に近いサーバー」を使用することで、SEO効果を発揮することも明らかになっているため、地域ごとにサーバーを使えるのもメリットの1つだといえます。


gTLDを使用するサブディレクトリ


メリット

・ドメインオーソリティが共有されやすい ・1つのドメイン内で管理できる

デメリット

・地域ごとに特化しにくい ・単一のサーバーで運用する必要がある

最後に「gTLDを使用するサブディレクトリ」ですが、メインドメインの配下にサブドメインを配置するので、ドメインオーソリティが共有されやすいです。


結果的に、これまで築いてきた日本語サイトのドメインパワーをある程度引き継いだ状態で多言語運用できるので、メインドメインのパワーが強い場合に検討したいURL構造だといえます。


コンテンツの質を高める

多言語SEOを実施する上では、「コンテンツの質を高める」ことも重要です。


コンテンツの質に関するポイントを下記にまとめました。


  • 地域に特化した情報を盛り込む

  • 翻訳の質を高める

  • 各言語における検索行動やキーワード傾向を理解する


まだ多言語SEOは普及途中なので、「日本語記事をそのまま翻訳する」といった画一的な対応でも、当面はSEO効果が得られる可能性があります。


しかし、多言語SEOが普及してくると、「コンテンツの質」で勝負する必要があるので、はじめからコンテンツの質にこだわることを意識しましょう。


SNSも同時展開する

日本国内におけるSEOでは当たり前になっている「SNSの活用」は、多言語SEOでも効果的です。


しかし、日本と同様の方法論では高い効果を得られない可能性があるので、下記の点に注意しましょう。


  • 該当地域で流行しているSNSを使用する

  • 日本発だからからこそできる活用をする

  • 費用対効果を検討した上で実施する


SNSの運用は日本国内だけでも膨大なリソースを消費するので、多言語、多地域で運用するコストを事前に見積もっておくことが求められます。


多言語SEOを攻略する上での注意点

多言語SEOは国内向けのSEOとはさまざまな部分が異なるため、注意が必要な点が多数存在します。


  • 機械翻訳に頼りすぎない

  • 該当国の情報収集を怠らない

  • 「日本目線」にならないように気をつける


そのなかでもとくに重要な上記3点について、詳しく見ていきましょう。


機械翻訳に頼りすぎない

多言語SEOでありがちなのが「機械翻訳でコンテンツを複製する」ようなコンテンツ作成を行うことです。


いうまでもなく、現代SEOの本質は「コンテンツの質」にあるので、日本語を使って日本向けに作成された記事を機械翻訳するだけでは、競合に勝てない可能性が高いでしょう。


もちろん、機械翻訳の精度は日進月歩の世界なので、有効に活用できれば大きな武器になります。


したがって、「コンテンツによって人と機械を使いわける」といった運用ができると良いでしょう。


該当国の情報収集を怠らない

多言語SEOを実施するケースでは、必ず「ターゲットとなる国」が存在するはずです。


その国に関する情報収集を怠ると、効果的な多言語SEOが実施できないので、最低限、下記の点を事前に把握しておくと良いでしょう。


  • ローカル情報

  • 慣習や流行

  • ドメインオーソリティのあるWebサイト


とくに「ドメインオーソリティのあるWebサイト」について把握しておき、効果的なバックリンクの獲得ができると多言語SEOへとつながります。


「日本目線」にならないように気をつける

私たち日本人が多言語SEOを実施するとき、「日本目線」になってしまうのは避けられません。


しかし、できる限り日本目線ではなく「該当国目線」に立つことを心がけましょう。


たとえば、日本国内では高速インターネットが普及しているので、情報やデザインがリッチなWebサイトやページでも問題なくアクセスできます。


しかし、国によっては脆弱なインターネット環境であることが珍しくなく、日本と同様なリッチなWebサイト、ページではユーザービリティが悪化する可能性があるはずです。


こういった「日本での当たり前」が海外では通用しないことも珍しくないので、可能な限り該当国の目線に立つことが重要です。


まとめ

グローバル化に伴い、多言語SEOは今後どんどん主流になっていくはずです。


単に日本向けに作られたWebサイトやコンテンツを翻訳するだけでは通用しない可能性が高いので、記事で紹介しているような多言語SEOに取り組むことが求められます。


一方、現代SEOの本質は「コンテンツの質」にあることはどの言語、地域でも同様なので、「質の高いコンテンツを作成する」という点を忘れないようにすることも大切です。

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