25/1/22
多言語サイトのSEOの攻略ポイント7選!海外向けGoogle対策の基礎知識を解説

グローバル化に伴ってさまざまなものが多言語対応していますが、SEOも例外ではありません。
いわゆる「多言語SEO」には、国内向けのSEOとは異なった知識やスキルが求められます。
そこでこの記事では、グローバルWebマーケティングのプロフェッショナルである弊社TheDigitalXが、多言語SEOを以下の観点からわかりやすく解説していきます。
海外向けGoogle対策の基礎知識を紹介しますので、多言語SEOを実施、検討している方はぜひ参考にしてください。
多言語SEOとは?
これまでは、日本語に特化したSEOを、日本語のWebサイトで実施するのがセオリーでした。
しかし近年ではグローバル展開に伴い、英語や中国語など、さまざまな言語において「横断的に」SEOを実施したいというニーズが増大しています。
当然、日本語特化のSEOとは求められる知識やスキルが異なるので、グローバルにWebマーケティングを実施していきたいなら、多言語SEOは身につけておきたいSEO領域です。
海外SEOにおける多言語サイトの重要性
多言語SEOは、海外向けのサイトを構築・運営する際にも重要な要素です。
検索エンジンは、ページやコンテンツの有用性だけでなく、言語や国などのさまざまな要素を総合的に評価した上で検索結果に表示しています。
そのため、ただ「日本向けのサイトを多言語で直訳したページを作る」だけでは、効果的なSEO対策とは言えません。
国内と国外では検索キーワードの傾向が異なるため、その国特有のキーワードで検索されたときにヒットしにくく、ターゲットがサイトを見つけにくくなってしまうのです。
さらに、すべての国がGoogleの検索エンジンを使っているわけではなく、独自の検索エンジンが主流である国もあります。

国ごとにローカライズしたSEO対策が必要になるため、多言語SEOをおこなう際は、多角的な観点から設計することが重要です。
Googleが評価する多言語サイトのURL構造
Google向けの多言語SEOを意識する場合は、以下がポイントになります。
多言語SEOに向かないサイトURLの構造
Googleに評価されにくいURL構造は以下の通りです。
URL構造 | URLの例 |
---|---|
URLパラメータ方式 | ○○.com?loc=us ○○.com?loc=de ○○.com?loc=sg |
ファイル名方式 | ○○.com/us.html ○○.com/de.html ○○.com/sg.html |
「URLパラメータ方式」は、URLの「?」以降にパラメータとして言語を設定する古い方式のことを指します。
この方式では、ドメイン・サブドメイン・サブディレクトリのどの側面からも言語識別ができず、地域ターゲティングもできません。
また、「ファイル名方式」のURL構造も、URLパラメータ方式と同様の理由で多言語SEOには不向きであるといえます。
多言語対応SEOの攻略ポイント7選
先述したように、「日本語Webサイトやコンテンツをそのまま翻訳すれば問題ない」と誤解している方も多いです。
しかし、このような機械的な対応では、多言語SEOとしては不十分でしょう。
意識すべき多言語SEOの攻略ポイントは以下の通りです。

多言語SEOでは、多言語対応はもちろんですが、コンテンツの質を高めるなどの基本的なSEO対策も重要になってきます。それぞれ詳しくみていきましょう。
言語ごとに「hreflang」タグを設定する
多言語SEOで最も重要なのが、ページごとの言語を指定し、それを検索エンジンに伝える「hreflang」タグの設定です。
hreflangは、「現在表示しているページの別言語URLを検索エンジンに伝える」という役目を持っています。
このタグはGoogleだけでなくその他検索エンジンにも有効です。
日本国内向けのSEOではまず話題にあがらないタグなので、知らない方も多いと思いますが、非常に重要な点なので必ず設定を行いましょう。
hreflangタグ設定の手順は下記の通りです。
「hreflang」タグの設定方法は、主に「Headタグ」「サイトマップ」の2つです。
基本的にはHeadタグに記載しますが、大規模サイトでは管理をしやすくするために、サイトマップに記載することもあります。
多言語WebサイトのURL構造を最適化する
多言語SEOでは、「URL構造の最適化」も非常に重要です。
Googleがオフィシャルに展開しているポータルサイト「Google検索セントラル」では、下記の3つのURL構造が推奨されています。
弊社The Digital Xが、実際に多言語サイトを運用していく中で最もおすすめしているのが「gTDLを使用するサブドメイン」での運用です。
gTDLを使用するサブドメインは、運用管理面・SEO効果がどちらも最大化できるメリットがあります。
ここでは、それぞれのメリットデメリットについて簡潔に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
国別のドメイン
「国別ドメイン」を採用するメリットとデメリ ットは以下の通りです。

アメリカならば「example.us」、フランスならば「example.fr」のように、「国別のドメイン」を取得することは選択肢の1つです。
ただし、複数言語でWebサイトを展開する場合、言語ごとにドメインを取得する必要があり高コストなので、この点が大きなデメリットとして存在します。
gTLDを使用するサブドメイン
「gTLDを使用するサブドメイン」を採用するメリットとデメリットは以下の通りです。

続いて「gTLDを使用するサブドメイン」ですが、サブドメインを取得し地域ごとにサーバー契約を実施すれば問題ないので、手軽に導入できる点がメリットです。
また、該当地域に「物理的に近いサーバー」を使用することで、SEO効果を発揮することも明らかになっているため、地域ごとにサーバーを使えるのもメリットの1つだといえます。
gTLDを使用するサブディレクトリ
「gTLDを 使用するサブディレクトリ」を採用するメリットとデメリットは以下の通りです。

最後に「gTLDを使用するサブディレクトリ」ですが、メインドメインの配下にサブドメインを配置するので、ドメインオーソリティが共有されやすいです。
結果的に、これまで築いてきた日本語サイトのドメインパワーをある程度引き継いだ状態で多言語運用できるので、メインドメインのパワーが強い場合に検討したいURL構造だといえます。
検索するユーザーから近いサーバーを利用する
海外向けのSEOでは、サイトがどのサーバーに所属するかも評価の対象です。
とくに、「ユーザーから距離が近いサーバーに所属している=ページの表示速度が早い=利便性が高い」と判断されます。
実際の現地の声(弊社社員より) これを聞くと、「すでに日本のサーバーを持っているが、対象国のサーバーに乗り換えるべきか?」と悩む方も多いでしょう。結論から言うと、物理的に距離がある場合は検討すべきです。不安に思う場合は、お気軽にTheDigitalXまでご相談ください。 |
海外での検索環境を用意する
同じGoogleでも、海外の検索エンジン(例:google.us)と日本の検索エンジン(google.co.jp)はサーバーが異なります。
そのため、日本からgoogle.usで検索したときと現地から検索したときでは、検索結果が異なる特徴があるのです。
多言語SEOをするなら、海外の検索環境を日本で整備する必要があります。
具体的にはVPNまたはahrefsなどの外部ツールを使用することが求められるでしょう。
VPN | 仮想プライベートネットワーク 接続を暗号化してIPをマスクし、別の場所(国)からアクセスしているように見せる |
---|---|
ahrefs | ドメイン・URL単位で対象サイトのSEO調査ができるツール 地域別に現地のキーワード選定ができる |
常に現地においてどのような検索結果になるのか、しっかり把握しておくことが大切です。
質の高いキーワード選定をおこなう
ここからは、基本的なSEOにも絡んでくる内容です。
多言語SEOでは、ターゲット国にローカライズしたキーワード選定が重要になります。