2024年7月24日
【2024年版】タイのデジタルマーケティングトレンド | 調査データ参考に解説
「タイのデジタルマーケティングのトレンドは?」
「何に注意してデジタルマーケティングすればいいの?」
本記事では、上記のような疑問をお持ちの方へ向けて、タイのデジタルマーケティングの現状と効果的なマーケティング戦略について詳しく解説します。
最新の調査データをもとに、タイ市場での成功に向けた具体的なアプローチを紹介しますので、ぜひご参考ください。
タイのデジタルマーケティング概要
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-thailand)
2024年1月時点で、タイのインターネット利用者数は6321万人、普及率は88%とのことです。対して日本は1億440万人で普及率は84.9%ですので、利用者数はタイの方が少ないものの普及率は日本より高いことが分かります。
またタイのSNSの利用者数は4,910万人(全人口の68.3%)、日本は9,600万人(全人口78.1%)です。データを比較すると、10%ほど日本の普及率が高いことが分かり、年齢層が高くなるにつれてタイではSNSの普及率が低い可能性があります。
総モバイル契約件数に関しては、タイが9,781万(全人口の136.1%)、日本が1億8,890万人(全人口の153.6%)です。日本では個人が複数のデバイスを持つことが一般的ですが、タイでは、地方では接続環境が悪かったり、都市部との格差があり普及率が低いなどが考えられます。
次に、デバイス別の保有率に関して紹介します。
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-thailand)
日本のデータと比較すると、タイでは日本同様にモバイルやスマートフォンの利用率が高いですが、PCやゲームの利用率が低いことが分かります。
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-japan)
タイのインターネット利用事情
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-thailand)
上記と下記のデータを比較すると、1日あたりのインターネットの総利用時間はタイが日本の2倍程度長いことが分かりました。
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-japan)
さらに詳細を見ると、日本と比べてタイはモバイルが2.5倍、PCが1.5倍と利用時間が長いため、デジタルマーケティングで効果的にリーチできると言えるでしょう。
タイのSEOトレンド
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-thailand)
上記のデータと下記の日本データを比較すると、タイではGoogleが圧倒的な利用率を誇ることが分かります。
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-japan)
したがって、タイではGoogleでのSEO対策が日本以上に重要だと言えるでしょう。
タイの検索言語に関しては、タイ語での検索が多い傾向があるため、現地のマーケターと協同でキーワード選定やコンテンツ制作を進める必要があるでしょう。
以下の記事で、タイで検索されているキーワードランキングやSEOを成功させるコツも解説していますので、ご参考ください。
タイの検索エンジンランキングTOP5!タイのSEOを攻略するポイントとは?
タイのSNSトレンド
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-thailand)
タイのSNSユーザーは、4,910万人(全人口の68.3%)います。
次のデータを参考にすると、タイではFacebook、LINE、TikTokの順で利用率が高いことが伺えます。
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-thailand)
次に、以下の日本のデータを参考にすると、タイはFacebookやTikTok、Facebook Messengerの利用率が日本より高いことが伺えます。
ただ、日本と比べてタイは上位5つのSNSが60%以上となっており、全SNSの利用率が高い傾向にあります。
そのため、1つのSNSから別のSNSへ回遊させてフォロワー獲得を図りることで、さらなるブランド認知度向上や異なるオーディエンスへのリーチなど、メリットが大きくなると言えるでしょう。
以下の記事では、Z世代~ベビーブーマー世代のSNS利用率や、各SNSの特徴や主な利用者層を紹介していますので、ご参考ください。
【2024最新版】タイの人気SNS事情|マーケティング活用事例から学ぶ進出のコツ
タイでブランドを認知される媒体
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-thailand)
タイでブランドを認知される媒体として、検索エンジンが最も高く、次いでモバイルアプリ広告、テレビ広告などが上位を占めています。
以下の日本のデータと比べると、全体的にどの項目も高い傾向にありますが、タイではモバイルアプリ広告やSNS広告が、日本よりも効果的であることが分かります。
(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-japan)
したがって、タイに進出して顕在層へアプローチしたい場合、GoogleでのSEO対策やリスティング広告の優先順位が高くなります。
そして収益化できたら、徐々に狙いたいターゲットが多く利用するSNSも対策することで、SEOとの相乗効果もありため、より高い集客効果を期待できます。
ただし、商品・サービスや予算、ターゲット、競合などに応じて戦略は変わりますので、より詳細に知りたい方はThe Digital Xにご相談ください。
タイのデジタルマーケティングの注意点
タイでデジタルマーケティングをする際の注意点として、タイでは低価格訴求をしてもブランドの乗り換えることは少なく、お気に入りのブランドに対しては惜しまずにお金を使う傾向があります。ですので、割引やクーポンといった施策よりも、ブランドのストーリーテリングやインフルエンサーマーケティングなど、エンゲージメントを高める施策が必要です。
また、タイの女性の所得は男性と比較して高くなっていることから、家庭の買い物の意思決定者になるケースが増えています。したがって、日本と同様に女性向けに訴求することが重要となります。
その他、タイ人は有益なアドバイスでも外国人というだけで受け入れません。そのため、問題提起から解決策を提案をしてコンバージョンに誘導する流れが一般的ですが、それよりもタイ人の信頼性や権威性を活用した施策の方が効果的な可能性があります。
よくある質問
タイ進出の際によくある質問を紹介します。
タイでビジネスを始める際に知っておくべきことは何ですか?
タイで越境ECをしたいのですが、現状を教えてください
タイのKOLについて現状を教えてください
タイでビジネスを始める際に知っておくべきことは何ですか?
以下の記事で、タイでビジネスを成功させる戦略やタイに進出する際の注意点を解説していますので、ご参考ください。
タイビジネスのススメ|進出前に知っておくべき基礎知識やメリット・デメリット
タイで越境ECをしたいのですが、現状を教えてください
以下の記事で、タイのEC(通販)ユーザーの特徴や売れ筋のカテゴリ、規制についても解説していますので、ご参考ください。
タイのおすすめ越境EC4選!タイの物販ビジネスの勝ち筋とは?
タイのKOLについて現状を教えてください
以下の記事で、タイでKOLを行う際の注意点や人気のKOL(インフルエンサー)についても解説していますので、ご参考ください。
タイで認知拡大!KOL(インフルエンサー)マーケティング現状と注意点を解説
タイでデジタルマーケティングの戦略立案&運用ならTheDigitalXへご相談ください
デジタルマーケティングをする上で、チャネルの選定および競合調査は最重要項目となり、失敗するとアプローチしたいターゲットに訴求できず、失敗してしまう可能性があります。
弊社は、18年以上海外デジタルマーケティングに携わり、現地のマーケターと共同で進めるため、どのようにアプローチすれば良いかをご提案できます。
タイでデジタルマーケティングを検討している場合、ぜひ一度ご相談ください。
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