2025年1月16日
【2024年版】ベトナム越境ECの現状|人気プラットフォーム4選を紹介

「ベトナム市場での越境ECへの参入したいけど、どのプラットフォームが人気なの?」
本記事では、上記のような疑問がある方へ向けて、ベトナム市場における人気の越境ECプラットフォーム4選を紹介します。
さらに、ベトナムの消費者行動や市場動向についても深掘りし、越境EC市場で成功を収めるための戦略を提供しますので、ご参考ください。
ベトナムの基本情報
まずはベトナムの基本情報をまとめました。
面積 | 32万9,241平方キロメートル |
人口 | 約1億30万人 |
民族 | キン族(越人)約86%、他に53の少数民族 |
公用語 | ベトナム語 |
宗教 | 仏教、カトリック、カオダイ教他 |
主要産業 | 農林水産業(GDPに占める割合11.96%)、鉱工業・建築業(同37.12%)、サービス業(同42.54%) |
またworldometersによると、世界の人口ランキングで16位にランクされ、直近3年の人口増加の推移を見ると毎年0.7%前後増加しています。
日本の人口は直近で毎年0.50%前後で減少しているため、今後も成長が期待できます。
出典:
Malaysia Population (2024) - Worldometer
Japan Population (2024) - Worldometer
ベトナム越境ECの現状
statistaによると、ベトナムのEC市場は急速に成長しており、2024年には139億米ドル(2024年6月時点で2兆2,350億円)まで伸びると予測されています。
この市場は年間11.21%の成長率で拡大し、2029年には236億5,000万米ドル(3兆8,027億円)まで成長すると見込まれています。
それに対して日本の成長率は9.23%なので、ベトナムの将来性の高さが伺えます。
また、2029年にユーザー数は3,599万人で、普及率は同年に35.9%(2024年時点で31.0%)まで普及すると予測されています。
日本では、2029年までに87.3%(2024年時点で72.3%)となっており、それと比べるとベトナムは長期的な伸びしろが期待できます。
以下のカテゴリ別の売れ筋調査では、電化製品や服、食品が上位を占めており、その中でも食品が前年比で18.6%増となっています。

(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-vietnam)
今後ベトナムのEC市場は、年間11.21%成長するとの見込みがあるため、売れ筋のカテゴリ以外でも市場調査や競合調査をして問題なければ、参入余地は高いと言えるのではないでしょうか。
ベトナムの消費者のブランド認知と購入を促す要素
以下の調査では、ブランドを認知する媒体として、検 索エンジンやテレビ広告、口コミサイトが上位を占めています。

(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-vietnam)
日本では口コミサイトが9位となっており、ベトナムで越境ECするにあたってレビューサイト掲載の施策は必須だと言えるでしょう。
また購入を促す重要な要素として、1位が無料配送、2位がクーポン・割引、3位が決済プロセスの簡略化となっています。

(出典:https://datareportal.com/reports/digital-2024-vietnam)
無料配送やクーポン・割引は、顧客獲得コストは増えますが、新規顧客獲得および認知度が向上し、長期的にはコストを上回る価値が期待できます。
また決済プロセスの簡略化に関しては、即購入できることでコンバージョン率を向上できるため、売上アップにもつながります。
ベトナム越境EC人気プラットフォーム4選
tmogroupの調査を参考に、ベトナムの越境EC人気プラットフォーム(モール型ECサイト)を解説します。
Shopee(ショッピー)
Lazada(ラザダ)
Tiki(ティキ)
Sendo(センド)