24/12/16
【2024年データ公開】東南アジアの人気SNS5選!各国のマーケティングのコツ
東南アジアの各国で利用者数No.1のSNSを以下にまとめました。
SNS | 利用者数 | |
タイ | 4,910万人 | |
マレーシア | TikTok | 2,868万人 |
シ ンガポール | You Tube | 513万人 |
インドネシア | You Tube | 1億3,900万人 |
ベトナム | 7,270万人 |
本記事では、デジタルマーケティングのプロフェッショナルの観点から、東南アジア各国のSNSの特徴について解説します。
また、広告リーチも併せて紹介しますので、対象国でSNS広告を行う際の参考にご活用ください。
【日本との比較】東南アジア各国のSNS事情と利用者数
以下によると、東南アジアは4億人以上のインターネットユーザーを抱える活発な市場です。
東南アジア諸国におけるインターネット普及率を見てみると、ラオス・ミャンマー・東ティモールを除くすべての国で70%以上に達しています。
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:グローバル・オーバービュー・レポート」
statistaのデータによると、2024年のインターネット経済規模は約2,630億米ドルとのことです。東南アジアのデジタル経済は急速に拡大しており、2025年までにはさらに12%成長する見通しです。
続いて、以下によると、東南アジアでは60.3%がSNSを利用しており、発展途上国の中では利用率が高いと言えるでしょう。
国 | インターネット人口 | SNS利用人口 | SNS利用時間 |
---|---|---|---|
タイ | 6,321万人(88%) | 4,910万人(68.3%) | 2時間44分 |
マレーシア | 3,359万人(97.4%) | 3,070万人(88.5%) | 2時間48分 |
シンガポール | 579万人(96.0%) | 513万人(85%) | 2時間14分 |
インドネシア | 1億8,530万人(66.5%) | 1億3,900万人(49.9%) | 3時間11分 |
ベトナム | 7,844万人(79.1%) | 7,270万人(73.3%) | 2時間25分 |
日本 | 1億440万人(84.9%) | 9,600万人(78.1%) | 53分 |
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:グローバル・オーバービュー・レポート」
上記は、東南アジアの中でもとくにインターネット普及率・SNS利用率の高い国を、日本と比較したものです。中でもインドネシアは日本よりも大きな市場を持っており、東南アジア最大のデジタル経済国として台頭しています。
東南アジアでは、経済成長に伴ってモバイル端末が急速に普及したことで、インターネットやSNSのユ ーザー数も急増しました。さらに、パンデミックにより在宅時間が長くなったことで、現在も日常的にSNSやインターネットに触れる習慣がついています。
ここからは、上記5ヵ国のSNS事情についてみていきましょう。
参照:statista「インターネット経済規模SEA 2015-2025」/「東南アジアにおけるインターネット利用 - 統計と事実」
タイ
SNS | ユーザー数 | 広告リーチ数 | |
---|---|---|---|
1位 | Facebook(フェイスブック) | 4,910万人 | 68.3% |
2位 | TikTok(ティックトック) | 4,438万人 | 70.2% |
3位 | You Tube(ユーチューブ) | 4,420万人 | 61.5% |
4位 | Facebookメッセンジャー | 3,555万人 | 49.5% |
5位 | Instagram(インスタグラム) | 1,875万人 | 26.1% |
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:タイ」
タイではFacebookとYouTubeが長く人気を誇っていましたが、パンデミック後にTikTokが急成長し2位に浮上しました。上記からはTikTokの費用対効果が高く、Instagramはリーチ数が低いことがわかります。
また、Facebookはタイ人にとって国民的なSNSです。娯楽目的以外にも、情報収集の手段やビジネスの場としても活用されています。また、日本と同様にLINEも深く浸透しており、90.5%の人が利用しているのが特徴です。
以下の記事では、各SNSの詳細やタイのSNSマーケティングのコツ、KOL(インフルエンサー)マーケティングの市場規模や注意点についても解説しています。
「【2024最新版】タイの人気SNS事情|マーケティング活用事例から学ぶ進出のコツ 」
「タイで認知拡大!KOL(インフルエンサー)マーケティング現状と注意点を解説 」
マレーシア
SNS | ユーザー数 | 広告リーチ数 | |
---|---|---|---|
1位 | TikTok(ティックトック) | 2,868万人 | 85.4% |
2位 | You Tube(ユーチューブ) | 2,410万人 | 69.9% |
3位 | Facebook(フェイスブック) | 2,235万人 | 64.8% |
4位 | Facebookメッセンジャー | 1,185万人 | 35.3% |
5位 | Instagram(インスタグラム) | 1,570万人 | 45.5% |
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:マレーシア」
マレーシアは市場規模が小さいものの、若年層が多くSNSマーケティングが有効な1つの国です。その理由として、34歳以下の若者が半数近くを占めるため、現地ユーザーの消費者感覚にマッチするコンテンツを提供することが重要となります。とくに、TikTokはユーザー数と広告リーチ数がトップであり、若年層や女性をターゲットおよびtoC業界のマーケティングに最適です。
以下の記事では、マレーシアのSNSの各詳細およびマーケティングする上での注意点を紹介していますので、ご参考ください。
「【2024年最新版】マレーシアの人気SNS事情を徹底解説!日本との違いを理解しよう 」
シンガポール
SNS | ユーザー数 | 広告リーチ数 | |
---|---|---|---|
1位 | You Tube(ユーチューブ) | 513万人 | 85.0% |
2位 | LinkedIn(リンクトイン) | 420万人 | 69.6% |
3位 | Facebook(フェイスブック) | 370万人 | 61.3% |
4位 | TikTok(ティックトック) | 338万人 | 58.3% |
5位 | Instagram(インスタグラム) | 315万人 | 52.2% |
参照:DATAREPORTAL「デジタル2024:シンガポール」
シンガポールではYouTubeのシェア率および広告リーチ数が最も高く、顔出しをした動画コンテンツということもあり態度変容が促しやすいチャネルとして利用されています。2位のLinkedInはビジネスパーソンや経営者、高学歴・高年収層に利用されており、toB業界向きのチャネルです。
以下の記事では、各SNSの利用目的や利用者層、ビジネスでの活用シーンなど詳細に解説していますので、ご参考ください。
「【2024年最新版】シンガポールの人気SNS事情を徹底解説!デジタルマーケティングをハックしよう」
インドネシア
SNS |
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