25/1/22
【2025年最新】東南アジアマーケティングのトレンド情報と勝ち筋|オンライン・オフライン双方へのアプローチがコツ

東南アジアは、近年急速に成長してきている注目の市場です。
円安の影響や国内市場の飽和から、海外への販路拡大を検討している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、デジタルマーケティングや越境支援のプロフェッショナルの観点から、弊社TheDigitalXが以下の疑問を解消していきます。
「東南アジアマーケティングの現状は?」
「東南アジアの消費者における特徴は?」
「オフラインマーケティングの勝ち筋が知りたい」
「デジタルマーケティングのトレンドが知りたい」
さらに、東南アジアマーケティングの勝ち筋や先行企業の成功事例もあわせて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
▼The Digital Xの東南アジアマーケティング関連動画はこちらから
東南アジアのマーケティング基礎データ
参照:IMF「アジア太平洋地域経済見通し: 見通しがばらつく中での着実な成長」
参照:WORLD BANK GROUP「一人当たりGDP(現在の米ドル) - インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、世界」
世界の経済成長率が飽和し鈍化傾向にある中で、東南アジア諸国は現在も成長し続けている伸び代のある市場です。
国際通貨基金(IMF)の成長率予測では、インド・フィリピン・ベトナムが6%台、インドネシアが5.1%、マレーシアが4.4%と高い数値で推移する見通しがあります。
一方、日本は1.0%と低い推移率です。
また、東南アジアでは経済成長に伴い、個人消費も活発化しています。
今後の成長が期待される注目の市場だといえるでしょう。
まずは、東南アジア各国の基礎データから紹介していきます。
マレーシア
面積 | 約33万k㎡ |
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人口 | 約3,350万人 |
公用語 | 国語:マレー語 公用語:中国語・タミール語・英語 |
宗教 | イスラム教・仏教・キリスト教・ヒンドゥー教 |
主要産業 | 製造業(電気機器) 農林業(天然ゴム・パーム油・木材) 鉱業(錫・原油・LNG) |
参照:外務省「マレーシア基礎データ」
マレーシアの国土は日本の0.9倍ほどです。
2023年の経済成長率は前年比3.7%でしたが、2024年以降は国内需要の堅調さと外需の回復により、4.4%の成長率が期待されています。
経済の基礎的な強さは維持されており、中長期的には成長の可能性が高い見通しです。
マレーシアのビジネス進出のポイントについては、以下の記事をご覧ください。
「【2024年最新版】マレーシアに進出してビジネスを成功させるためのポイント 」
タイ
面積 | 約51万4千k㎡ |
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人口 | 約6,609万人 |
公用語 | タイ語 |
宗教 | 仏教・イスラム教 |
主要産業 | 製造業 農業 観光業 |
参照:外務省「タイ王国基礎データ」
タイは日本の1.4倍ほどの国土を持っており、大多数がタイ族です。
バンコクを中心に中間層や富裕層が多く、富裕層やミドルアッパー層が全体の約20%、中産階級が約40%を占めています。
日本からの移動時間が5~7時間と短く、英語がビジネスの場で広く通じるため、市場参入のハードルが低いのが特徴です。
タイビジネスの基礎知識については、以下の記事をご覧ください。
「タイビジネスのススメ|進出前に知っておくべき基礎知識やメリット・デメリット 」
シンガポール
面積 | 約720k㎡ |
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人口 | 約564万人 |
公用語 | 国語:マレー語 公用語:英語・中国語・マレー語・タミール語 |
宗教 | 仏教・キリスト教・イスラム教・道教・ヒンズー教 |
主要産業 | 製造業(エレクトロニクス・化学関連・バイオメディカル・輸送機械・精密機械) ビジネスサービス 運輸・通信業 金融サービス業 |
外務省「シンガポール基礎データ」
シンガポールの国土は小さく、東京23区よりやや大きい程度です。
2023年の経済成長率は1.1%でしたが、2024年以降は2.1~2.3%の見込みがあり、パンデミック後の経済復興が進んでいることが示されています。
また、シンガポールは東南アジアの中心に位置し、マラッカ海峡を活かした国際物流と輸送の「ハブ」として重要な役割を果たしている国です。
まずはシンガポールでの成功体験を積み、アジア各国への横展開を目指すことが有効な戦略となります。
シンガポールに日系企業が進出するメリットについては、以下をご覧ください。
「【シンガポールビジネス】日系企業進出のメリットと成功させるコツ」
インドネシア
面積 | 約192万k㎡ |
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人口 | 約2.70億人 |
公用語 | インドネシア語 |
宗教 | イスラム教・キリスト教・ヒンズー教・仏教・儒教 |
主要産業 | 製造業(二輪車などの輸送機器・飲料品) 農林水産業(パーム油・ゴム・米・ココア・キャッサバ・コーヒー豆など) 卸売・小売業 建設業 鉱業(LNG、石炭、錫、石油など) 運輸・通信業 金融・保険業 物流・倉庫業 行政サービス・軍事・社会保障業 など |
参照:外務省「インドネシア共和国基礎データ」
インドネシアの国土は日本の5倍ほどで、幅広い産業が盛んな国です。
statistaのデータによると、インドネシアは東南アジア最大の経済規模を持ち、名目GDPでは世界で17番目に位置しています。
G20の主要経済国の一員であり、新興工業国に分類されている経済成長が著しい国の一つです。
政府が国有企業を統括し、市場経済を管理する体制を持つ中で、2010年以降のGDP成長率は一貫して5%を超えています。
ベトナム
面積 | 約329,241万k㎡ |
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人口 | 約1億30万人 |
公用語 | ベトナム語 |
宗教 | 仏教・カトリック・カオダイ教 |
主要産業 | 農林水産業 鉱工業・建築業 サービス業 |
参照:外務省「ベトナム社会主義共和国基礎データ」
ベトナムはかつて農業大国として知られていましたが、現在はサービス業や鉱業、建築業が成長しています。
ASEANで3番目に多い人口を抱え、平均年齢31歳という若年層が多いことが特徴です。
2023年には人口が1億人を超え、今後の賃金上昇により中間層や富裕層の拡大が期待されています。
経済成長率は5%以上で推移しており、安定した経済成長を続けるベトナムは、消費市場としても注目されている国です。
ベトナムビジネスの基礎知識については、以下をご覧ください。
「【2024年最新】ベトナムビジネス進出のために知っておくべき基礎知識」
東南アジアの消費者の特徴
